コルチカム |
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【コルチカムについて】 |
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コルチカムは、地中海沿岸地域原産のイヌサフラン科イヌサフラン属の秋植え球根で、球根を土に植えなくても花が咲くことでおなじみです。淡紅紫色の花をよく見かけますが、白花もあります。 球根にはコルヒチンという物質が含まれており、実際にあった例ですが、ギョウジャニンニクと間違って食べたりすると大変なことになります。 コルチカムの種子から抽出されたコルヒチンは、痛風に対して効能を持つことで知られていますが、植物の染色体を倍加する上で大きな役割を果たしています。種なしスイカの育種がその一例です。 【栽培メモ】 庭に植えっぱなしにしてあったものは、翌年、芽が出てこない球根もありましたので、温暖地では、できれば、毎年掘り上げた方がよいと思われます。 ‘ザ・ジャイアンツ’は、植えっぱなしでも、毎年、9月下旬になるとにぎやかに咲いてくれていましたが、午後も日の当たる庭に植えたときは、翌年、芽が出てきませんでした。猛暑の日が多くなってきたこの頃は、庭植えは毎年掘り上げた方がよいと思われます。 |
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【コルチカムの概要】 |
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草丈 10〜20pほどになります。 花が咲くときは葉がなく、春になって出てきます。そして初夏には葉が枯れてしまいます。 花 (主な種類と品種を参照してください。) 耐寒性・耐暑性
耐寒性が強く、また、夏は休眠します。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Colchicum autumnale 学名の説明 Colchicum・・・・・黒海沿岸の地名 Colchis に由来します。 autumnale・・・・・「秋の」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 植え付けが遅くならないようにします。 植え付け 9月になったら植えつけます。うっかりして植え付けが遅れてしまうと、球根を入れたネットの袋の中で花が咲いてしまうことがありますので注意します。 庭に植えるときは、あらかじめ苦土石灰を撒いて庭土に混ぜておきます。植え付ける際は、深さ30cmほど耕して、腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて、化成肥料と一緒に庭土とよく混ぜ合わせてから植えつけます。 鉢やプランターに植える場合は、市販の球根用培養土にパーライトを2割程度混ぜたもの、もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度にしてパーライトを2割程度混ぜたものなどを使います。 植え付けの深さ 庭に植える場合は、球根の上に5〜6p、鉢植えの場合は2cmほど土が被る程度の深さにします。 植え場所・置き場所 庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。温暖地の場合、掘り上げる場合は別ですが、庭で植えで植えっぱなしにするなら、夏場は、半日陰もしくは午後は日陰になるようなところが夏越しがしやすくなります。 鉢やプランターで育てる場合は、日当たりのよいところに置きます。 株間 15〜20pほどにしますが、多少密植した方が見栄えがします。 鉢植えの場合は、5〜6号鉢に1球が目安です。 植え替え 庭に植えた場合は、条件がよければ3年程度は植えっぱなしにできます。 ただし、水はけのよいところが条件ですし、温暖地の場合は、少々水はけがよくても、植えっぱなしにしておくと球根が腐ってしまうことがありますので、毎年掘り上げて9月に植え替えをした方が安全です。 鉢に植えた場合は、基本的に毎年植え替えますが、プランターに植えた場合は、2年に1回程度の植え替えでもかまいません。 日常の管理 テーブルや机などの上で咲かせる場合は、つぼみが大きくなったら十分に日に当てないと本来の色がでません。 また、土がなくても咲くとはいえ、翌年も花を楽しむためには花後すぐに土に植えつける必要があります。勿論、最初から鉢や庭に植えた方がよい花が咲きます。 冬の管理 耐寒性が強いので、冬は戸外で冬を越します。霜除けなどは必要ありません。 休眠期の管理 掘り上げる時期は、6月中旬ごろに葉が半分ほど枯れてきたころです。掘り上げた球根を保管する場合は、風通しのよい涼しいところで管理します。夏、室内に置いておくと腐ってしまうことがよくあります。 プランターに植えた場合で、植え替えを予定していない場合は、葉が枯れてきたら、プランターを雨のかからない風通しのよい日陰に移してそのまま休眠させ、水やりはしません。雨のかかるところに置いておくと夏に球根が腐ってしまいます。 肥料 庭に植えている場合は、比較的多肥を好みますので、化成肥料をよく混ぜて植えつけます。追肥として、化成肥料を3〜4月と10月与えます。 鉢やプランターに植えた場合は、植えつけ、植え替え時に緩効性の化成肥料を施し、後は、同じ時期に液肥を月に2回程度与えるか、緩効性の固形肥料を置肥します。 病気・害虫 水はけが悪いと白絹病が発生したり、球根が腐ってしまうことがあります。 |
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