クラウンフラワー

クラウンフラワーの花
写真 クラウンフラワー
撮影時期 2022.6.25
栽培状況 鉢植え

科名・属名

ガガイモ科
カロトロピス属

園芸分類

常緑中木

別名

カロトロピス

原産地

東南アジアなど

用途

鉢植え

花期

6月〜

【クラウンフラワーについて】

クラウンフラワーは、東南アジアなどが原産のガガイモ科カロトロピス属の中木です。クラウンフラワーという名前は、花が王冠のように見えることに由来しています。

耐寒性が弱いこともあって、国内ではあまり栽培されていませんがユニークな花の形が魅力です。写真のように葉には、白い産毛が繊毛が密生しています。

【栽培メモ】

購入して2年目になると株が充実してつぼみもたくさん付き、6月下旬に咲き始めました。鉢植えで育てていますが、枝がどんどん伸びるということはありません。

耐寒性は弱いものの極端に弱いということはなく室内より多少気温が下がる土間で冬を越しました。葉を多少落としましたが、完全に落葉するということはありませんでした。

【クラウンフラワーの概要】

クラウンフラワーの花

樹高

現地では3〜4mほどになるようです。もっとも、耐寒性がないことから通常は鉢植えでの栽培となりますので、そこまで大きくなることはありません。写真の木で1.3mほどです。

王冠のように見える花の形がユニークで、木が小さいうちから花が咲きます。薄紫と白色の花色があり、一つの花の大きさは4pほどです。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐暑性は強いですが、耐寒性は弱く、冬越しには5度以上が必要とされています。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Calotropis gigantea

学名の説明

Calotropis・・・・・ギリシャ語の kalos (美しい) + tropis (船の竜骨)が語源です。
※ 花の形状に由来すると思われます。

gigantea・・・・・「非常に大きい」、「巨大な」

【主な種類と品種】

白花と紫色の花が咲く種類があります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

植え付け

耐寒性が弱いので、無霜地域など特に暖かいところを除けば、通常は鉢植えでの栽培になります。

植え付けは、十分に気温が上がった4〜5月頃が適期です。植え付け後は、支柱を立てて株がぐらつかないようにしておきます。

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(バーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

置き場所

日当たりのよいところに置きます。

クラウンフラワーの花

植え替え

鉢が小さいときは毎年、大きめの鉢やプランターに植えているときは2年に1回を目安に植え替えをします。

剪定

枝が伸びすぎて樹形が乱れたら、随時、切り戻しをします。

枝を切ったり折ったりすると白い汁が出ますが、この液に触れると、かぶれることがありますので、剪定時は手袋をして作業をしたほうが安全です。

夏の管理

夏が開花時期になりますので、乾燥させすぎないよう多めに水やりをします。

冬の管理

耐寒性が弱いので、冬は室内に置き、水やりは控えめにします。温度が下がると葉が落ちます。

肥料

生育期間中に、緩効性の固形肥料を定期的に与えますが、量は控えめにします。

病気・害虫

アブラムシが付きますので、見つけたら薬剤を散布しておきます。

ページのトップに戻ります。このページのトップに戻ります。一覧へ戻ります。一覧に戻ります。