グレビレア

グレビレアの花
写真 グレビレア
撮影時期 2011.4.23
栽培状況 庭植え

科名・属名

ヤマモガシ科
グレビレア属

園芸分類

非耐寒性小低木

別名

(特にありません)

原産地

オーストラリア、ニュージーランド

用途

鉢植え

花期

冬〜春

【グレビレアについて】

グレビレアは、オーストラリアからパプアニューギニアにかけて分布しているヤマモガシ科グレビレア属の常緑低木〜高木です。この属には250種以上もあり、主に鉢物用に低木性の種類がたくさん導入されています。花は、とても変わった形をしていて、一般の花のイメージから少しかけ離れています。

半耐寒性で、種類によって耐寒性にも幅がありますが、総じて、霜に当たると傷みますので通常は鉢植えでの栽培になります。

【栽培メモ】

上の写真の品種は、耐寒性が比較的あり庭植えで育っていました。冬になると少し葉色は茶色っぽくなりますが葉を落とすことはありませんでした。

もっとも、園芸店やホームセンターで売られている品種は、そこまで耐寒性は強くないようなので鉢植えで育てていますが、オーストラリア原産の花木としては、比較的栽培しやすいと言えます。

【グレビレアの概要】

グレビレアの花

樹高

販売されている鉢物用は50pほどまでですが、現地では2mほどに、中には10m近くなるものもあるようです。葉が杉のような形をしており、いかにもオーストラリア原産という感じの植物です。

大変ユニークな形をしていますが、花弁のように見えるのは総苞です。苞の色は赤、黄、桃、白などがあります。花が非常に長く咲いているので、長く楽しめます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 比較的強い

半耐寒性で関東以西の温暖地では庭植えできる種類もあります。鉢植用のものは最低温度が3〜5度が必要なものが多く耐寒性は全体的に弱いようです。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Grevillea spp.

学名の説明

Grevillea・・・・・イギリスの王立園芸協会の創設メンバーであった Charles F. Greville への献名

【主な種類と品種】

‘ピグミーダンサー’

この品種名は国内での流通名のようで、グレビレアの種間交配種と思われます。ピンクの花が咲きます。

‘ロビンゴードン’
'Robyn Gordon'

グレビレア・バンクシー(G. banksii)とG. bipinnatifidaの種間交配種で、赤い花が咲く品種です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 過湿にならないように、また、霜に当てないようにします。

植え付け

通常は、春に園芸店やホームセンターなどで売られていることが多いのでこれを買って育てます。耐寒性がやや弱いので通常は鉢植えで育てます。

グレビレアの花

無霜地域などで庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ、苦土石灰も少し撒いて、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

鉢植えで育てる場合、購入した株の鉢が小さいときは、一回りか二回り大きい鉢に植えつけます。

鉢植えの用土

赤玉土、鹿沼土、バーク堆肥を等量にした用土に植えていましたが、特に問題はありませんでした。

植え場所・置き場所

庭植えの場合は、水はけのよいところに植えつけることが大切です。

また、夏の西日が当たるところは避け、北風の当たらない家の南側が最適です。

鉢植えも日当たりのよいところで育てます。ただし、梅雨時は雨の当たらないところに、また、夏は半日陰に移します。

植え付け

鉢植えで育てている場合は。毎年又は2年に1回、花後に植え替えます。

鉢から抜いて、表土と根鉢古い土を適度に落として、一回り大きい鉢に植え替えます。この時に、伸びすぎた枝を切り詰めて、樹形を整えておきます。

日常の管理

多湿には少し弱いので、鉢の表面が乾いてからたっぷりと与えます。夏は涼しい場所で管理すると、冬から又花を咲かせます。

冬の管理

庭植えにしている場合は、マルチをしてやります。強い霜が予想されるときは、こもや不織布などで株を包むとよいと思います。

グレビレアの花

鉢植えは、霜の当たらない軒下や室内に移し、水やりは控えめにします。ただし、乾燥させすぎると弱りますので注意します。

ふやし方

繁殖は挿し木で増やすことができますが、あまり活着しないようです。

肥料

肥料はやや控えめにし、春先と秋に緩効性の固形肥料を少し与えます。

病気・害虫

特にないようです。

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