グロリオサ |
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【グロリオサについて】 |
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グロリオサは、アフリカや熱帯アジア原産のイヌサフラン科の春植え球根です。その特徴は、そのユニークな花形と派手な色彩にあります。花持ちがよいので切り花などにも多く使われるようになり、なじみの花になってきました。 高知県は、このグロリオサの生産が全国一で、特にJA高知市三里支所園芸部が出品した‘ミサトレッド’は、オランダで開催されたフロリアード2002で「ゴールドクラス」を受賞するとともに、日本の花としては初めて、インターナショナル・フラワー・トレードショーで総合グランプリを獲得しています。 なお、余談ですが、グロリオサは全草にコルヒチンを含有し、特に球根に多く含んでいることから、ヤマイモと間違えてグロリオサの球根を食べて食中毒を起こした事例があります。もちろん、花を栽培する上では何の問題もありません。 【栽培メモ】 支柱をする必要がありますが、それ以外は栽培はいたって簡単です。ロスチャイルディアナを庭に植えっぱなしにしていますが、暖かくなってきたら芽を出してきて、案外よく咲いています。 |
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【グロリオサの概要】 |
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草丈 1〜1.5mほどになります。 花 花弁は波打ったような感じで、上向きに反転しています。 花色は赤と黄の複色花が多いですが、ピンクや色が変化する品種もあります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性はそれほどありませんが、温暖地では植えっぱなしで冬を越します。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Gloriosa spp. 学名の説明 Gloriosa・・・・・ gloriosus(喜ばしい、すばらしい)が語源です。 rothschildiana・・・・・20世紀初頭の英国の博物学者ロスチャイルド(Rothschild)男爵への献名 superba・・・・・「すばらしく立派な」、「飛び切り上等な」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 伸びてくる茎は自立できませんので、ネットなどに誘引するか支柱を立てます。 植え付け 高温多湿を好みますので、4月下旬から5月中旬に植えつけます。庭に植えても、また、鉢植えでも楽しむことができます。庭に植えた場合は支柱を立てたりネットに這わせます。鉢植えの場合は、行灯仕立てにして育てるのが一般的です 庭に植えるときは、植え付けの前に有機質肥料を入れて庭土と混ぜておきます。植え付けの際は、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3〜4割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 球根を水平にし、芽が出るところを上側にして植えつけます。 グロリオサは、先端に1つの芽しかありません。これを傷めると芽が出てきませんので、丁寧に取り扱わなければなりません。 芽出しをしてから植えつける場合は、暖かいところに置いて、芽が1cmほど伸びたころが植え付けの適期です。 鉢植えの場合は、7〜8号ほどの深鉢を使います。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 植え付けの深さ 庭に植える場合は、5〜6cmほどの浅植えにします。 鉢に植える場合は、球根の上に4〜5pほど土が被る程度にします。 株間 庭に植える場合は、20〜30cmほどにします。 植え場所・置き場所 庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植えつけます。鉢植えも日当たりのよいところで育てますが、梅雨時など、長雨の予想されるときは、雨の当たらないところに移します。 日常の管理 伸びてくる茎は自立できませんので、ネットなどに誘引するか支柱を立てます。 鉢やプランターに植えた場合は、過湿にならないよう、特に、秋になって気温が下がってきたら注意します。 花が終わったら、タネを採って実生する予定がなければ早めに切り取っておきます。 夏の管理 高温期に乾燥させると生育に悪いので、特に、鉢やプランターで育てる場合は、乾燥させすぎないよう十分に水やりをします。 休眠期の管理 秋に葉が枯れてきた頃がら球根を掘り上げる時期です。V字型になっている球根は、そのままにしてバーミキュライトなどに入れて、暖かい場所で保管します。 鉢植えの場合は、植えたまま乾燥させ、暖かいところで春の植え替え時まで保管してもかまいません。 温暖地では、ロスチャイルディアナは、軽く霜除けをしておけば庭に植えっぱなしでも冬を越しますので、わざわざ掘り上げる必要はありません。 ふやし方 球根を掘り上げると、V字型になっていますので、植えつけのときに、ふたつに分けて増やすことができます。この際、すぐに植え付けないで、切り口が乾燥するまで待ってから植えつけます。 肥料 庭に植える場合は、植え付けの1ヶ月ほど前に有機質肥料を庭土に混ぜておきますす。また、植え付け時に緩効性の化成肥料を与えます。 鉢やプランターで育てる場合は、植え付け時に緩効性化成肥料を元肥として与え、新芽が伸びてきたら、生育期間中、緩効性の固形肥料を月に1回ほど与えるか、液肥を10日に1回ほど与えます。 病気・害虫 特にありません。 |
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