キサントステモン

キサントステモンの花
写真 キサントステモン
撮影時期 2021.5.22
栽培状況 鉢植え

科名・属名

フトモモ科
キサントステモン属

園芸分類

常緑高木

別名

(特にありません)

原産地

オーストラリア

用途

鉢植え

花期

5〜10月

【キサントステモンについて】

キサントステモンは、オーストラリアのクイーンズランド州原産のフトモモ科キサントステモン属の花木で、オーストラリア原産の花木としては、最近出回るようになりました。本来は、常緑の高木ですが、耐寒性が弱く鉢植えでの栽培になりますので、どんどんと大きくなるということはありません。

学名のように基本種は黄色の花ですので、オーストラリアではゴーデンペンダ(Golden Penda)と呼ばれています。園芸店やホームセンターなどでは、赤花も見受けます。

【栽培メモ】

オレンジと黄色の花が咲く種類を鉢植えで育てていましたが、夏の高温多湿に耐えて、どちらもさほど弱ることはありませんでした。土間に入れておいたところ、葉を落とすことなく冬を越しましたので、耐寒性が弱いとはいえ極端に弱いということはありません。

もっとも、その後、うっかり水やりが抜かって乾燥させすぎたため、赤花の木が枯れてしまいました。過湿になってもいけませんが、乾燥させすぎも厳禁のようです。黄色の木は特に問題なく育っていますので、適切な水やりを行えば、栽培自体は難しいことはありません。

【キサントステモンの概要】

キサントステモンの花

樹高

現地では10mを超える高木になりますが、鉢植えでの栽培になりますので、それほど大きくはなりません。ここに載せている写真の木は40pほどです。

枝先に数十個の花が固まって咲き、大きな花序となります。花色は基本種の黄色のほか、オレンジ色などがあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐寒性は弱く、5度以上が必要と言われています。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ 比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Xanthostemon chrysanthus

学名の説明

Xanthostemon・・・・・「黄色い雄しべの」

chrysanthus・・・・・「黄色い花の」、「黄金色の花の」

【主な種類と品種】

基本種は黄色の花ですが、オレンジ色の花が咲く品種もあります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 乾燥させすぎないようにします。

植え付け

耐寒性が弱いので、鉢植えでの栽培になります。購入した木の鉢が小さく根詰まり気味のときは、一回り大きい鉢に植え替えます。

鉢植えの用土

まだ、新しい花木ですのでそれほどデータがないようですが、とりあえず赤玉土とバーク堆肥を7対3程度に混ぜた用土に植え付けています。その後、特に問題なく夏と冬を越しましたので、これでよいと思います。勿論、バーク堆肥の代わりに腐葉土でも差し支えありません。

キサントステモンの花

置き場所

日当たりのよいところで育てます。

植え替え

2年に1回程度でよいかと思われます。時期は4月頃が適期です。

日常の管理

鉢土の表面が乾いてきたら、たっぷり水やりします。

夏の管理

夏場は鉢土が乾燥しやすいので、半日陰に置いた方が安心です。乾燥させすぎると、水やりしても回復せずに枯れてしまうことがあります。

冬の管理

耐寒性が弱いので、冬が来る前に室内に取り込みます。水やりは控えめにしますが、冬場も乾燥させすぎないようにします。

肥料

春から秋にかけて、2か月に1回の割合で、緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

特にはなさそうです。

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