キバナセツブンソウ(黄花節分草) |
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【キバナセツブンソウについて】 |
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キバナセツブンソウ(黄花節分草)は、ヨーロッパや中央アジア原産のキンポウゲ科セツブンソウ属の秋植え球根です。日本のセツブンソウ(E. pinnatifida)もこの仲間ですが、本種は、早春に黄色の美しい花が咲きます。 ところで、本来、キバナセツブンソウといえば、トルコからアフガニスタンが原産のキバナセツブンソウ(E. cilicica)、若しくは、ヨーロッパ原産のオオバナキバナセツブンソウ(C. hyemalis)を指します。 しかし、一般にキバナセツブンソウとして流通しているのは、この二つの種の交雑種であるヨウシュセツブンソウ(洋種節分草)(Eranthis × tubergenii)のタネから育てられた株か、あるいは、ヨウシュセツブンソウをキバナセツブンソウと戻し交配したタネから育てられた株が多いようです。 【栽培メモ】 通常の球根と同じように育ててよく失敗しました。そこで、11月下旬に植え付け、12月になってから徐々に水やりをしていったところ、球根が腐ることなく、まずまずよく咲いてくれました。 |
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【キバナセツブンソウの概要】 |
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草丈 草丈は低く、5〜10p程度です。 花 花は、葉が展開する前に咲きます。あざやかな黄色の花で、花径は3pほどです。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は強いです。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やや難しい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Eranthis cilicica 学名の説明 Eranthis・・・・・ギリシャ語の er(春)+ anthos(花)が語源です。 cilicica・・・・・「キリキアの」 ※ キリキア(Cilicia)は、トルコ南部にある一地域の地名です。 hyemalis・・・・・「冬の」 tubergenii・・・・・オランダの植物学者 Cornelius Gerrit van Tubergen への献名 |
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【主な種類と品種】 |
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キバナセツブンソウとして売られているのは交雑種の場合が多いようですが、なかなか見分けが付きません。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 植え付けの際、少し湿らせた砂などに浅く植え付け徐々に吸水させるようにします。 植え付け 耐寒性がありますので、庭植でも鉢植えでも栽培できますが、小型の球根ですので鉢植えに向いていると言えます。できれば、まとめて植え込むと見栄えがします。 関東以西の温暖地では、植え付けは11月になってからでよく、気温が高い時期に植えると球根が腐りやすくなります。 キバナセツブンソウを湿った用土にそのまま植えつけると、腐敗してしまいます。芽出しまでする必要はありませんが、少し湿らせた砂などに浅く植え付け徐々に吸水させるようにします。 鉢植えの用土 水はけのよい用土が適していますので、鉢植えの場合は、赤玉土と軽石砂を等量に混ぜた用土に植え付けます。腐葉土やバーク堆肥を入れると球根が腐りやすくなりますので、避けた方が賢明です。 植え付けの深さ 3cm程度にします。 植え場所・置き場所 庭植えは、西日の当たらない落葉樹の下などが最適です。 鉢植えの場合は、早春から開花するまでは、雨が当たらず、日当たりのよいところに置きますが、その後は半日陰に置きます。 株間 庭植えは3〜4p、鉢植えは4〜5号鉢に5〜7球程度が目安です。 植え替え 鉢植えの場合は、毎年若しくは2年に1回は植え替えをします。 日常の管理 鉢植えの場合は、過湿にならないように注意します。 冬の管理 耐寒性が強く戸外で冬を越します。鉢植えの場合は、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら晴れた日の午前中に水やりをします。 休眠期の管理 初夏には葉が枯れて休眠期に入りますので、鉢植えの場合は水やりを止め、雨のかからない日陰の涼しいところに鉢を置きます。 ふやし方 それほど分球しないようですので、手間はかかりますがタネを播いて育てる方が早道のようです。 花後に採取したタネをすぐに播きます。タネ播き用の培養土は、球根を植え付ける用土と同じで差し支えありません。 肥料 植え付けの際、緩効性の化成肥料を少し与えます。また、花後から地上部が枯れはじめる前まで薄めの液肥を1〜2週間に1回程度与えます。 病気・害虫 特にはありません。 |
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