キク(菊)

キクの花
写真 キク
撮影時期 2000.11.12
撮影場所 香我美町にて

科名・属名

キク科
キク属

園芸分類

宿根草

別名

(特にありません)

原産地

中国

用途

庭植え、鉢植え

花期

10〜11月

【キクについて】

一般に、栽培菊はイエギク(家菊)とも呼ばれますが、このイエギクは、奈良時代末期か平安時代初期に中国から伝来したと言われています、万葉集にキクを詠んだ歌が全くないことから、その当時にキクがなかったことが裏付けられます。キクが広く庶民の間で広がったのは、江戸時代になってからと言われています。

栽培菊は、大きくは和ギクと欧米で改良された洋菊に分けられます。また、和ギクは大菊、中菊、小菊に、洋菊はスプレーギクとポットマムに分けられています。これとは別に、江戸時代まで各地で楽しまれていた伝統的な菊である古典菊があります。

また、開花期によって夏菊、夏秋菊、秋菊、寒菊に分けられます。

【栽培メモ】

あまり手がかけられないので、手軽に楽しめる中菊を育てています。

【キクの概要】

キクの花

草丈

(主な種類と品種を参照してください。)

(主な種類と品種を参照してください。)

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

いずれの種類も耐寒性があり、露地で越冬します。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Chrysanthemum morifolium

学名の説明

Chrysanthemuma・・・・・ギリシャ語の chrysos(黄金)+ anthemon(花)を語源とする古代ギリシャの植物名 chrysanthemon に由来します。

morifolium・・・・・ morus(クワ)+ folium(葉)が語源で、「クワ(桑)のような葉の」という意味です。

【主な種類と品種】

大輪菊

通常、花径18p以上のキクで、こんもりと咲く厚物と花弁が管状になっている管物に分けられます。立て方は、伝統的な三本仕立てやダルマづくり、福助づくりに仕立てられます。

中菊

大菊と小菊の中間的な大きさのキクで、仏花など最も実用的なキクです。広くはポットマムなどの洋菊や古典菊も含める場合があります。

小菊

花径1〜3pほどのキクで、懸崖仕立てなどに使われます。

スプレーギク

スプレーギクは一本の茎にたくさんの花をつける中輪系洋ギクで種類が豊富で人気があります。

ポットマム

中輪ギクの代表で、鉢植え用に改良されたものです。矮性でよく分枝しますのでキクを手軽に鉢で楽しむのには適しています。

古典菊

嵯峨菊、伊勢菊、肥後菊、江戸菊など江戸時代から日本各地で楽しまれていたキクの仲間です。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

キクは、大きくは、和ギクと洋ギクに分かれますが、和ギクには専門書が多くありますので、ここではポットマムの育て方について簡単に紹介します。

栽培のポイント

※ 摘心をして枝数を多くします。

※ 肥料切れにならないようにします。

植え付け

挿し芽をした苗は、7月ごろに植え付けます。また、苗は春頃に出ていることが多いので、購入したら早めに植え付けます。

花壇に植える場合は、1u当たり腐葉土(又はバーク堆肥)を10Lと化成肥料を100gほど入れて、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜた用土などが一例です。

キクの花

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと風通しのよい場所が適地です。

鉢植えで育てる場合も日当たりのよいところで育てますが、夏場は半日陰に置きます。

植え替え

花後に切り戻しをした株は、翌春の3〜4月に株分けを兼ねて植え替えます。温暖地の場合は、切り戻しをする時期が遅くなければ、切り戻しと同時に植え替えることもできます。

日常の管理

植えっぱなしにすると、下葉が枯れたり、茂りすぎるので毎年、花後に株元から2〜3pのところで切り戻しをします。

春に植え替えた株は、茎が10pほど伸びたら先端を摘み取って側枝を伸ばすようにします。そして、その側枝が10pほどに伸びたらもう一度摘心をします。

ふやし方

挿し芽で株を更新することもできます。5〜6月に芽先を5〜6pほどに切って、バーミキュライトや赤玉土などに挿します。

肥料

肥切れをさせないよう緩効性の化成肥料を定期的に置肥します。鉢植えの場合は、それに加えて10月になったら腋日を週1回与えます。

病気・害虫

アブラムシに注意し、オルトラン粒剤を撒くなどして被害を防ぎます。また、褐斑病、黒斑病などが発生します。

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