カルミア Kalmia latifolia

カルミアの花
写真 カルミア 'ピンクチャーム'
撮影時期 2008.5.17
栽培状況 鉢植え
科名・属名

ツツジ科
カルミア属

園芸分類

常緑広葉低木

別名

アメリカシャクナゲ

原産地

北アメリカ

用途

庭植え、鉢植え

花期

5月〜6月

【カルミアについて】

カルミアは、北アメリカ東部原産のツツジ科の常緑低木で、この属には7種あるとされています。その中で、主に栽培されているのは、ラティフォリア(K. latifolia )とアングスティフォリア(K. angustifolia)の2種ですが、園芸品種の多くは前者です。

カルミアの魅力は、金平糖のようなつぼみ、そして、パラソル状の花がすばらしくにぎやかに咲いてくれるところにあります。

魅力ある花木のひとつですので、もっと栽培されるといいと思いますが、夏の暑さに弱く、暖地では少し育てにくいと考えられます。そのせいか、私の住んでいる香南市周辺では、カルミアの大きな木を見かけることはありません。

栽培したところでは、何本か植えてみましたが、鉢植えだったことが悪いとは思いませんが、ある程度は育つものの、大きくなる前に枯れてしまいました。ツツジ科の花木ですが、ツツジよりはシャクナゲに近いと言えます。

【花の特徴と性質】

カルミアの花

樹高

1〜2m程度になります。

花径は2p程度ですが、たくさん集まって房状に咲くのでとても美しく、人気のある花木です。

花が金平糖のような形をしているところに特徴があります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性は強く、北海道でも栽培可能です。

これまでの経験からすると、寒さよりも夏の高温、乾燥が苦手です。

学名の説明

Kalmia・・・・・スエーデン植物学者 Kalm の名前に因みます。

angustifolia・・・・・ angusti(狭い、細い)+folium(葉)が語源です。

latifolia・・・・・lalus(広い、幅の広い)+folium(葉)が語源です。

【主な種類と品種】

オスボレッド

つぼみが鮮やかな紅色で、花の内側が白色の美しい花です。比較的古い品種ですが、いつまでも人気のある品種です。(写真下)

レッドクラウン

つぼみが濃桃色で、花の内側は淡ピンク色に赤褐色の帯が入ります。

ピンクチャーム

花の内側が濃桃色の美しい品種です。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

植え付けは、3〜4月か9月下旬〜10月ごろが適しています。

庭に植える場合は、1年は鉢で育ててから植えつけます。買った株をすぐ花壇に植えると、根付かないことがよくあります。

カルミアの花

鉢植えの用土

園芸店で売られている苗は、ピートモスなどに植え込まれているものが多いですが、これをそのままにして植え込むと、後の生育があまりよくありません。

思い切ってピートモスを水洗いして取り除き、鹿沼土を主体にした用土に植え込むと、よい結果が得られます。鹿沼土と腐葉土を7対3程度の割合にしたものが適当です。

この場合は、株が弱りますので、乾燥させ過ぎないよう管理には十分注意し、しばらく半日陰に置いた方が安全です。

植え替え

鉢植えの場合は、2年に1回ほどの頻度で植え替えをします。根の張りがそれほど強くないので、古い土を少し落として一回り大きい鉢に植え替えます。

植え場所・置き場所

庭植えの場合は、西日の当たらない半日陰になるところが最適です。特に、夏の西日が当たるような場所は避けます。乾燥地では生育がよくないので、腐葉土やバーク堆肥などを入れて保水力をよくする必要があります。

鉢植えは、日当りのよいところにおきますが、夏場は半日陰になるところに移します。

関東以西の暖地の場合、庭植え、鉢植えとも、栽培する場所を選ばないと、だんだんと木に勢いがなくなり、そのあげく、枯れてしまうことになりますので注意します。

日常の管理

鉢植えの場合、過湿にしすぎてもいけませんが、花がないとつい手抜きになって水やりを忘れがちになります。こうすると樹勢が弱って翌年よい花が咲きません。手間のかけれない人は庭植えにした方が無難です。

花がらを残しておくと、木に負担になるので花が終わり次第取り除いておきます。

カルミアの花

剪定

自然に樹形をつくるので、剪定はほとんど必要はありません。

肥料

庭植えの場合は、2月頃、株の周囲に寒肥をやっておくと生育がよくなります。

また、花後、骨粉と油カスを主体にした固形肥料をお礼肥として与えます。

鉢植えの場合は、春と秋に固形肥料を置き肥します。

病気・害虫

特にありません。

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