オモダカ

オモダカの花
写真 オモダカ
撮影時期 2023.4.15
栽培状況 鉢植え

科名

オモダカ科

属名

オモダカ属

学名

Sagittaria trifolia

園芸分類

水性植物
(多年草)

別名

ハナグワイ

原産地

アジアの温帯〜熱帯など

主な用途

水槽など

花期

5〜9月

【オモダカについて】

オモダカは、アジアの温帯から熱帯に自生しているオモダカ科オモダカ属の水生植物で、水生植物の区分では抽水植になります。なお、抽水植物というのは、根が水底に張っていて、茎の上部が水の上に出ているものを言います。

日本では水田などに生えています。園芸店やホームセンターで、花のきれいなタイリンオモダカやヤエオモダカを見かけることがあります。

オモダカの名前は、人の顔に似た葉が高く葉柄の上にあることから面高であることに由来すると言われています。

【栽培メモ】

大きめの容器に水を張って、その中に鉢植えにした株を入れて育てています。夏場、やや日当たりのよいところに置いてあり、水温もかなり上がったと思いますが、特に株が傷んだりすることはありませんでした。

また、冬は、戸外に置いていたので凍ったことが何度かありましたが、枯れることはなく4月には花が咲き出しました。

【育て方は下へ ↓ 】

【オモダカの概要】

草丈

20〜80pほどになります。

白い花が咲きますが、タイリンオモダカは、花弁の元の部分が赤い花が咲きます。また、八重咲きの園芸品種もあります。

オモダカの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

耐寒性があり、寒冷地以外は戸外で冬を越します。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Sagittaria・・・・・ sagitta(矢)に由来します。

trifolia・・・・・「3葉の」

graminea・・・・・「草のような」

montevidensis・・・・・(ウルグアイの首都の)「モンテビデオの」

【主な種類と品種】

ナガバオモダカ
S. graminea

草丈は20〜60pほどで、オモダカとは葉の形状が異なります。花は一重の小さい花です。メダカとの相性がよいと言われています。

タイリンオモダカ
S. montevidensis

草丈は50〜80pほどで、白い大きな花が咲きます。花弁の基部が赤いところが特徴です。(写真:下)

ヤエオモダカ
Sagittaria trifolia

オモダカの八重咲き種のようです。草丈は50〜60pほどで、7〜8月に花が咲きます。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

植え付け

苗は、通常、ポリポットに植えられていますので、ポットから取り出して鉢に植え付けます。手軽に楽しむなら、ホットのまま容器に沈めることも可能です。

鉢植えの用土

水生植物専用の培養土もしくは、荒木田土や赤玉土に植え付けます。

オモダカの花

植え付けの深さ

軽く水面がつかる程度の5pほどの深さにします。深すぎるときは、上げ底をして深さを調整します。

置き場所

日当たりのよいところに置きます。少なくても半日以上は日が当たるところを選びます。

植え替え

春先に新芽が出てきた頃に植え替えます。

日常の管理

夏場、晴天が続くときは水位が下がりすぎないように注意します。

冬の管理

温暖地の場合は屋外で冬越しができます。

ふやし方

株分けをして増やすことができます

肥料

植え付け時に緩効性の固形肥料を鉢の周囲に置肥します。追肥は、夏場に1ヶ月に1回ほど緩効性の固形肥料を施します。

病気・害虫

特にはなさそうです。

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