オンファロデス |
|||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
【オンファロデスについて】 |
|||||||||||||||||||
オンファロデスはムラサキ科ルリソウ属の宿根草、一年草ですです。この属には、日本にもルリソウ(O. krameri)が自生していますが、園芸としては、種小名からわかるようにトルコ原産のオンファロデス・カッパドキア(O. cappadocica)が以前から栽培されています。あまりなじみがないですが、園芸店やホームセンターなどでたまに見かけることがあります。園芸品種もあり、‘スターリーアイズ’や‘チェリーイングラム’という品種が流通しています。 カッパドキア種は、丈夫で、育てやすい宿根草ですが、夏の暑さが苦手で、温暖地では株が大きくなると蒸れて枯れやすくなるので注意が必要です。 この属には、他に、秋(春)播き一年草のリニフォリア種も栽培されます。 【栽培メモ】 'スターリーアイズ' を庭植えにして栽培しましたが、半日陰地でもよく育ち、花もきれいに咲いてくれました。しかし、耐暑性が弱いのか、植えた場所がよくなかったのか、花後、夏が来るまでに枯れてしまいました。 |
|||||||||||||||||||
【オンファロデス・カッパドキアの概要】 |
|||||||||||||||||||
草丈 草丈は15〜20pほどです。 花 ブルーや白い小さな花が咲きます。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は強いですが、耐暑性があまりなく、どちらかというと冷涼地に向いているようです。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:比較的やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:(温暖地では)かなり難しい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Omphalodes cappadocica 学名の説明 Omphalodes・・・・・ギリシャ語の omphalos(へそ)+eidos(の形)が語源で、タネがへその形に似ていることに由来しています。 cappadocica・・・・・「(トルコの)カッパドキア」 |
|||||||||||||||||||
【主な種類と品種】 |
|||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
|||||||||||||||||||
ここでは、カッパドキア種の育て方について記載しています。 栽培のポイント ※ 鉢植えの場合は、市販の山野草培養土など水はけのよい用土を使います。 植え付け 園芸店やホームセンターなどでは、春にポット苗などが売られていますが、種苗会社のカタログには秋号にも載っているように、植えつけは春でも秋でもかまいません。 庭植えにもできますが、コンパクトな株ですので鉢やプランターなどで育てるのに向いています。ポット苗を手に入れたら、できるだけ早めに植え付けます。 鉢植えの用土 水はけのよい用土を使います。市販の山野草培養土、あるいは鹿沼土、腐葉土(又はバーク堆肥)、軽石砂を5:3:2程度に混ぜた用土などが適しています。 株間 何株か植えるときは、15〜20pほどにします。 植え場所・置き場所 庭植えにする場合は、水はけのよい場所を好み、花後に半日陰〜明るい日陰になる落葉樹の下などが適しています。夏の西日が当たるところは避けるようにします。 鉢やプランターは、秋から春は日当たりのよいところで、花後から9月の暑い時期は明るい日陰に移します。 植え替え 鉢やプランターで育てている場合は、年に1回、秋か春先に植え替えます。 日常の管理 過湿にならないよう注意します。また、花がらは早めにつみ取るようにします。 冬の管理 耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。鉢やプランターに植えている場合は、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら晴れた日の午前中に水やりをします。 ふやし方 植え替えの時に株分けして増やすことができます。ただし、暖地では、ここまで育てるのは容易ではありません。 肥料 庭植えの場合は、3月と10月に緩効性の化成肥料を株元に与えます。 鉢やプランターの場合は、植え付け、植え替え時に緩効性の肥料を施し、3〜4月と10月に液肥を2週間に1回程度与えます。 病気・害虫 特にはないようですが、高温多湿で蒸れて枯れることがあります。 |
|||||||||||||||||||
このページのトップに戻ります。一覧に戻ります。 |