オオアマナ

オオアマナの花
写真 オオアマナ
撮影時期 2014.4.8
栽培状況 鉢植え

科名・属名

キジカクシ科
オオアマナ属

園芸分類

秋植え球根

別名

オーニソガラム・ウンベラタム

原産地

ヨーロッパ南部

用途

庭植え、鉢植え

花期

4月

【オオアマナについて】

オオアマナは、東ヨーロッパと中東の一部が原産のキジカクシ科オオアマナ属の秋植え球根です。オーニソガラム・ウンベラタム、あるいは、英名の「ベツレヘムの星」と呼ばれることがあります。

春先に美しい白い花がよく咲いてくれることに加え、耐寒性があり、丈夫で育てやすいことからオーニソガラムの中でもよく栽培されています。

小型の球根植物ですので、鉢植えでも十分に花を楽しむことができます。勿論、花壇に植えて楽しむこともできます。

【栽培メモ】

大変丈夫で、鉢植えでも、花壇に植えても、栽培はとても簡単です。球根も増えてくれます。

【オオアマナの概要】

オオアマナの花

草丈

15cmほどです。

星形の白い6弁の花が咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 (夏は休眠)

耐寒性が強く、花壇に植えることができます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Ornithogalum umbellatum

学名の説明

Ornithogalum・・・・・ギリシャ語の Ornithos(鳥)+gala(ミルク)が語源です。
※ 花色が白いことからだと思われますが、なぜ「鳥」なのか理解できないところです。

umbellatum・・・・・「散形花序の」
※ 散形花序とは、花軸の先に、放射状に花柄が伸びている花序のことです。

【主な種類と品種】

オーニソガラムのほかの品種は、こちらをご覧ください。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

※鉢やプランターで育てる場合は、過湿にならないよう注意します。

植え付け

花壇に植えても、鉢やプランターでも楽しめます。9月下旬〜10月中旬ごろに植えつけます。

酸性土壌を嫌いますので、花壇に植える場合は、苦土石灰を撒いて庭土とよく混ぜておきます。植え付けの際は、腐葉土(又はバーク堆肥)と化成肥料を入れて、庭土を深さ20〜30cmほど耕してから植えつけます。

鉢植えの用土

市販の球根用の培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

オオアマナの花

植え付けの深さ

球根の深さは3pほどが適当です。

株間

5cm程度が一般的かと思いますが、鉢植えの場合は3cm程度につめて植えると、開花時にいっそう美しく見えます。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。

植え替え

庭植えの場合は2〜3年は植えっぱなしでかまいませんが、鉢植えの場合は毎年植え替えます。

日常の管理

比較的乾燥したところを好みますので、鉢植えの場合は、水のやりすぎに注意します。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。鉢やプランターに植えている場合は、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら暖かい日の午前中に軽く水やりをします。

休眠期の管理

6月末ごろには葉が枯れてきて休眠期に入ります。植え替えを予定しているときは、葉が枯れてきたら球根を掘り上げます。

掘り上げた球根は、水洗いして日陰で乾燥させます。球根が乾いたら、分球しているものは球根を分けてネットの袋などに入れて、秋の植え付け時まで保管しておきます。保管場所は、雨の当たらない日陰の風通しのよいところにします。

ふやし方

分球して増やすことができます。

肥料

肥料は球根を植え付ける際に、緩効性の肥料を与えます。

病気・害虫

雨が続いて高温多湿の条件になると、白絹病が発生することがあります。鉢植えは、雨が長く続くときは雨のかからないところに移したほうが無難です。

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