エボルブルス |
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【エボルブルスについて】 |
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エボルブルスは、北アメリカからアルゼンチンに100種ほどが分布しているヒルガオ科アサガオカラクサ属(エボルブルス属)のほふく性の多年草もしくは低木です。寒さに弱いことから庭植えでは冬を越すのは困難ですので、通常は一年草として扱われます。もっとも、室内に取り込めば冬を越すことができますし、暖地の場合は、霜の当たらない軒下で冬を越せます。 園芸種として栽培されているのは、北米原産のピロサス(Evolvulus pilosus = E. nuttallianus)とブラジル原産のグロメラツス(E. glomeratus)です。そのほか、種間交配により育成された園芸品種もあります。 ピロサスは、株も葉も小さいですが、葉の両面に軟毛が密生していて、花は青〜薄紫桃色の花が咲きます。なお、ピロサスは、種小名が変更されています。一方、グロメラツスはピロサスよりも大型で、花径2.5pほどの青色の花が咲きます。 ところで、エボルブルスの中でアメリカンブルーとも呼ばれているのは、ハワイで品種改されたもので、'ブルー・デイズ' (Blue Daze) と名付けられています。なお、本種は、ピロサス種とされたり、あるいはグロメラツスとされている場合もあり、混同されています。 【栽培メモ】 エボルブルスは、暑さに強く丈夫で育てやすい草花で、摘芯をして枝数を増やして育てたところ、にぎやかに咲いてくれました。暑い夏にブルーの花がとても冴えますので、夏の花壇や鉢植えに1株は欲しい花です。 |
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【エボルブルスの概要】 |
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草丈 ほふく性で、草丈が20〜30p程度の品種が流通していますので、鉢やプランターで育てるのに向いています。 花 横に伸びる茎の先に径2〜3pほどのブルーの小さな花を次々と咲かせます。日が当たると花が開き、夕方や曇りの日は閉じる性質があります。 耐寒性・耐暑性
暑さには大変強いですが、寒さに弱いので戸外では越冬できません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Evolvulus 学名の説明 Evolvulus・・・・・「広がる」、「展開する」という意味です。 pilosus・・・・・「有毛の」、「柔毛のある」 nuttallianus・・・・・19世紀イギリスの植物学者 Thomas Nuttall への献名 glomeratus・・・・・「球状に集まった」、「密集した」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 摘芯を繰り返して枝数を増やすようようにします。 植え付け 春になると園芸店やホームセンターなどで見かけるようになります。ポリポットに植えて販売されている場合が多いですが、ポット苗を購入したときは早めに植えつけます。 耐寒性が弱いので、通常は鉢やプランターで育てますが、一年草として扱うなら庭植えもできます。また、生育期間中は庭に植えておき、寒くなる前に刈り込んで鉢に戻すこともできます。 プランターで育てる場合は、径の大きな浅底の丸形のものが適しています。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土、もしくは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 植え場所、置き場所 日当たりを好みますので、庭に植える場合は、よく日の当たる場所に植え付けます。鉢やプランターで育てる場合も、日当たりのよいところにに置きます。 植え替え 冬を越した株は、4月に植え替えます。 日常の管理 鉢やプランターで育てる場合、乾燥には比較的強いですが、生育期にはたっぷりと水を与えます。 枝が四方に広がりますので、摘芯を繰り返して枝数を増やすようようにします。こうすることで花がにぎやかに咲いてくれます。 冬の管理 寒さに弱く、冬になると生育が止まりますので、室内の窓辺置き、多湿にならないよう水やりを少なくします。 霜に当たると枯れ込んでしまいますが、暖地の場合霜の当たらない軒下であれば冬を越すことができます。 ふやし方 挿し芽で増やすことができます。夏にバーミキュライトなどに挿すと発根します。 肥料 植え付け時に緩効性の化成肥料を鉢土に混ぜて植え付け、後は10月ごろまで、1カ月に1回ほど緩効性の固形肥料を置肥するか、10日に1回程度液肥を与えます。 病気・害虫 特にありません。 |
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