イワギリソウ(岩桐草) |
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【イワギリソウについて】 |
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イワギリソウ(岩桐草)は、本州の近畿地方以西、四国、九州に分布していて、山地の北向きの岩場に自生しています。名前は、岩場に生え、軟毛の密生している葉や花の形が桐に似ていることから付けられたと言われています。 小型の山野草ですが、10pほどの花茎が伸びてなかなか美しい紅紫の花が咲きます。そのためか、自生地では乱獲されて個体数が減少しているようです。種苗会社で苗が販売されているので、自生地での採取は止めてもらいたいものです。 【栽培メモ】 苗を購入して鉢植えで育てましたが、5月になるとてともよく咲いてくれました。ただし、翌年は芽が出てきませんでした。高知の夏の暑さが厳しすぎたのか、あるいは、冬場は軒下に置いてありましたので、冬の寒さによるものかもしれません。 【育て方は下へ ↓ 】 |
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【イワギリソウの概要】 |
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草丈 葉はロゼット状で、花茎が10〜15pほど伸びます。 花 一つの花茎から花径1.5pほどの花が10輪ほどうつむいて咲きます。写真は紅紫の花ですが、花色には個体によって変化があるようです。 耐寒性・耐暑性
耐寒性、耐暑性は、それほど強くないと思われます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:比較的やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:やや難しい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名の説明 Opithandra・・・・・ギリシャ語の opisthen(後ろに、後方に)+ andros(雄蘂)が語源です。 primuloides・・・・・「サクラソウ属に似た」、「サクラソウ属のような」 |
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【主な種類と品種】 |
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イワギリソウという名前の付くものには、中国原産のスミレイワギリソウやシセンイワギリソウがあります。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 芽が出てから開花までは半日陰で、その後は明るい日陰に置きます。 植え付け 小型の山野草ですので、鉢植えで育てます。販売されている苗は、通常、ポリポットに植えられていますので、4号程度の鉢に植え付けます。 鉢植えの用土 水はけのよい用土を使います。山野草用の培養土、もしくは鹿沼土と軽石砂を7対3程度に混ぜた用土が一例です。 置き場所 芽が出てから開花までは半日陰で、その後は直射光を嫌いますので明るい日陰に置きます。 植え替え 新芽が出る頃に、あまり根鉢を崩さないようにして植え替えます。 日常の管理 水切れを起こさないように注意します。 冬の管理 耐寒性がやや弱いので、霜や寒風に当てないようにしますが、室内に取り込んだ方が無難です。 肥料 春と秋に緩効性の固形肥料を置肥します。 病気・害虫 ナメクジに葉を食べられることがあります。 |
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