イベリス(その2)

宿根イベリスの花
写真 'ピンクアイス'
撮影時期 2014.5.16
栽培状況 鉢植え

科名

アブラナ科

属名

イベリス属

学名

Iberis

園芸分類

宿根草

別名

トキワナズナ

原産地

ヨーロッパ( 地中海沿岸)

主な用途

庭餓え、鉢植え

花期

3〜5月

【イベリスについて】

イベリスには、秋まき一年草のウンベラータのほか、宿根草のセンパーヴィレンス(Iberis sempervirens)がよく栽培されます。そのほかにも、交雑種の 'ピンクアイス' やアマラ (I. amara) の 'マウントフード' などが栽培されています。ここでは、ウンベラータ以外の種類を取り上げています。

センパーヴィレンスは、トキワナズナという別名でも呼ばれますが、一年草が上に伸びるのに対し、這性で横に広がります。花が株を覆うように咲くので美しいものです。また、'ピンクアイス' は、花が淡いピンク色をしています。

栽培したところでは、センパーヴィレンスを西日の当たらないところに3株植えたところ、2株は夏を乗り切ったので、耐暑性もそこそこありました。ただし、大株になったものは夏に枯れてしまいました。また、 'ピンクアイス' は耐暑性が弱いのか花後に枯れてしまいました。

【この花の概要】

宿根イベリスの花

草丈

15〜30pほどです。

【主な種類と品種】を参照してください。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 やや弱い

耐寒性は強いですが、耐暑性はあまり強くありません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Iberis・・・・・・スペインのイベリア半島に因みます。

sempervirens・・・・・「常緑の」

amara・・・・・「苦い」、「苦みのある」

【主な種類と品種】

センパーヴィレンス
I. sempervirens

トキワナズナとも呼ばれる宿根性の種類で、15pほどになり横に広がります。白花でよく栽培されています。(写真:上から2枚目と3枚目)

'ピンクアイス'
pink Ice

センパーヴィレンスと I. aurosica の交雑種で、ピンクの花が咲く魅力的な品種です。

'マウントフード'
Mount Hood

一年草のアマラ(I. amara)の品種です。立性で、ボリュームのある白花が咲きます。(写真:最下段)

【育て方と栽培のポイント】

栽培のポイント

※ 鉢植えは、花後は半日陰の涼しいところ(夏は明るい日陰)で育てます。

植え付け

通常、ポット苗が春に園芸店やホームセンターなどで売られていますので、これを買って花壇やプランターに植え付けます。

花壇に植える場合は、酸性土壌を嫌いますので、苦土石灰を施してから植えます。

宿根イベリスの花

鉢植えの用土

ポット苗を購入したときは、水はけのよい用土に植え付けます。

赤玉土、バーク堆肥(腐葉土)、パーライト(軽石砂)を5:3:2程度に混ぜた用土などが一例です。

株間

20〜25pほどにします。

植え場所・置き場所

日当たり良く、肥沃で水はけのよい場所を好むとされていますが、センパーヴィレンスも夏の西日が当たるようなところに植えると夏越しが難しくなります。

鉢やプランターは、夏場以外は日当たりのよいところに置きます。

ただし、庭植え、鉢植えのいずれの場合も、関東以西の暖地では、センパーヴィレンスの大株は、そのままだと花後に枯れてしまうことが多くなります。

植え替え

センパーヴィレンスも大株は花後に枯れてしまうことが多くなりますので、花が終わったら切り戻しをし、株分けを兼ねて植え替えます。

イベリスの花

夏の管理

夏の高温多湿を嫌いますので、鉢やプランターは半日陰の涼しいところに置きます。

'ピンクアイス' や 'マウントフード' は、涼しいところに置いても、関東以西の温暖地では花後に枯れてしまうことが多く、夏越しは難しいです。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。

肥料

春と秋に緩効性の化成肥料を置き肥します。

病気・害虫

アブラムシが付くことがあります。また、夏場、株が蒸れて枯れ込むことがあります。

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