イワチドリ(岩千鳥) |
|||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
【イワチドリについて】 |
|||||||||||||||||||
イワチドリ(岩千鳥)は、近畿地方や四国などに自生しているラン科ヒナラン属の小型の地生ランです。名前のとおり、山地の谷間の湿った岩場の割れ目などに見られるようです。 花径が1cmほどの小さな花ですが、ラン科特有の美しい花が咲きます。昔から人気のある山野草で、園芸化されていて入手も容易です。また、栽培も容易です。 【栽培メモ】 球根を購入して鉢植えにしたものの、名札が落ちたことから他の草花に混じってしまいましたが、なんとか1株ながら美しい花が咲いていました。 そんなわけで、栽培自体はそれほど難しくはないようです。まとめて植えるとより美しいので、その後は、買い増しして大切に育ててます。 |
|||||||||||||||||||
【イワチドリの概要】 |
|||||||||||||||||||
草丈 8〜15cmほどの小型の地生ランです。 花 花径が1cmほどの花が咲きます。ピンクや白色の花色があります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性、耐暑性があり、温暖地でも夏越しは難しくありません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Amitostigma keiskei 学名の説明 Amitostigma・・・・・もともと、ギリシャ語の mitos(糸)+ stigma(柱頭)を語源とする Mitostigma 属であったのが、別属に変更され、Mitostigma 属でないということでギリシャ語の a(無)が頭に付いたものです。 keiskei・・・・・明治初期の植物学者である伊藤圭介への献名 |
|||||||||||||||||||
【主な種類と品種】 |
|||||||||||||||||||
ヒナラン属では、イワチドリの他にヒナラン、コアニチドリ、エノモトチドリなどが栽培されています。 |
|||||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
|||||||||||||||||||
栽培のポイント ※ 市販の山野草培養土など、水はけのよい用土で育てます。 植え付け 芽出し前の3月ごろが植えつけの適期です。小型の地生ランですので、通常は鉢植えで育てます。 置き場所 植え付けから花が終わるまでは日当たりのよいところで育てますが、花が終わるころには半日陰の涼しい場所に移します。 10月になって涼しくなったら、日当たりのよいところに戻します。 鉢植えの用土 鹿沼土と軽石砂を2:1程度に混ぜた用土などを使います。市販の山野草培養土でも差し支えありません。 植え付け時には、元肥は入れないようにします。 植え替え 毎年若しくは2年に1回を目安に植え替えをします。時期は、芽出し前の3月ごろが適期です。 日常の管理 芽出しから開花までは十分に水やりをします。梅雨時は過湿にならないよう鉢土が乾いてきたら水やりをします。 夏の管理 雨の当たらない風通しのよい場所に置き、水やりは控えめにします。肥料は与えません。 冬の管理 耐寒性が強く戸外で冬を越します。鉢植えの場合は、水やりは少なくしますが、鉢土がよく乾いたら晴れた日の午前中に軽く水やりをします。 ふやし方 植え替えの時に分球して増やすことができます。 肥料 春と秋に液肥を10日に1回程度与えます。 病気・害虫 それほど発生しませんが、灰色カビ病と軟腐病が発生することがあります。 |
|||||||||||||||||||
このページのトップに戻ります。一覧に戻ります。 |