イワカラクサ(岩唐草) |
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【イワカラクサについて】 |
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イワカラクサ(岩唐草)は、ピレネー山脈やヨーロッパアルプスの高山帯の岩場や草地に生えるオオバコ科イワカラクサ属の多年草です。サクラソウをとても小さくしたような印象の花です。 自生地からしても日本の夏の高温は苦手ですので、温暖地では夏越しは容易ではありません。 【栽培メモ】 イワカラクサにとって高知の夏は厳しいようで、写真の株も夏には枯れてしまいました。 |
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【イワカラクサの概要】 |
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草丈 10p程度の小型の多年草です。 花 花自体もとても小さいですが、ピンクや白の花がたくさん咲きます。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は強いですが、夏の高温多湿を嫌います。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:(温暖地では)かなり難しい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Erinus alpinus 学名の説明 Erinus・・・・・(※ 不詳 他の植物のギリシャ語名の転用とも言われています。) alpinus・・・・・「高山性の」、「アルプス山脈の」 |
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【主な種類と品種】 |
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園芸種が多く、白花などの品種もあります。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 軽石砂あるいは桐生砂などに植え付け、乾燥気味に管理します。 植え付け 小型の草花ですし高温多湿に弱いので、通常は、季節によって栽培環境の変えられる鉢植えで育てます。庭植えの場合は、ロックガーデンなど水はけのよいところに植えて育てます。 4月頃に開花株がよく出回りますので、これを買って育てます。植え替えは、翌春まで待った方が安全です。小さな鉢に植えられていて根詰まりしているようなら、花後に根鉢を崩さないようにして一回り大きい鉢に植え付けます。 鉢植えの用土 軽石砂あるいは桐生砂などに植え付けます。植え付け時に、腐葉土や元肥は入れません。 置き場所 秋から春までは、日当たりのよいところに置いて育てます。半日陰程度でもかまいません。 植え替え 2月中旬〜3月中旬ごろに、株分けを兼ねて新しい用土に植え替えます。 日常の管理 過湿を避け、やや乾燥気味に育てます。 夏の管理 元々丈夫な多年草ですが、高温多湿を嫌うので夏は風通しのよい明るい日陰で管理します。 それでも、関東以西の温暖地では、夏越しは容易ではありません。 冬の管理 耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。水やりは少なくしますが、乾燥させすぎないように鉢土が乾いたら水やりをします。 肥料 多肥は避け、3〜5月ごろ生育期間に薄めの液肥を月1〜2回程度与えます。 病気・害虫 特にないようです。 |
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