イースターカクタス

イースターカクタスの花
写真 イースターカクタス
撮影時期 2005.4.9
栽培状況 鉢植え

科名・属名

サボテン科
ハティオラ属

園芸分類

多年草

別名

ホシクジャク

原産地

ブラジル

用途

鉢植え

花期

3〜4月

【イースターカクタスについて】

イースターカクタスは、ブラジル原産のサボテン科ハティオラ属の多年草で、赤紫の花が咲くハティオラ・ロゼア(H. rosea)とゲ氏孔雀と呼ばれる赤花のハティオラ・ガエルトネリ(H. gaertneri)、及びこれらの交雑種を指します。

シャコバサボテンによく似ていますが、イースター(復活祭)のころに咲くのでこの名がつけられています。よく見ると花の形がシャコバサボテンと少し違いますが、花がにぎやかに咲きとても美しいところは同様です。

【栽培メモ】

シャコバサボテンと同じように育てていますが、過湿にならないよう注意する程度で、それほど栽培が難しいということはありません。ただし、シャコバサボテンより遅れて咲くので、その点、少し損をしているように思います。

【イースターカクタスの概要】

イースターカクタスの花

草丈

20pほどになります。

赤、桃の花色を見かけます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐寒性は弱いので、冬場は最低5度程度は確保します。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Hatiora gaertneri

学名の説明

Hatiora・・・・・16世紀のイギリスの植物学者 Thomas Hariot への献名で、Hariota の綴り替え

gaertneri・・・・・18世紀のドイツの植物学者 Joseph Gaertner への献名

【主な種類と品種】

名前の付いたものでは‘エビータ’という紅紫色の花が咲く品種があります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ シャコバサボテン用の用土に植え付け、やや乾燥気味に管理します。

植え付け

3〜4月ごろにつぼみの付いた株が園芸店やホームセンターなどに出てきますので、これを買って育てます。過湿に弱いので、鉢植えでの栽培になります。

購入した開花株の植え替えは、花が終わった後の5月が適期です。

鉢植えの用土

シャコバサボテン用の用土が売られていますので、これに植え付けるのが無難です。

イースターカクタスの花

置き場所

開花時期は、室内のレースのカーテン越しの光が当たるところにおきます。

花後は、雨がかからず、午前中日が当たるところに出します。

植え替え

2年に1回を目安に植え替えます。鉢から抜いて、表土と根鉢の古い土を軽く落として、一回り大きい鉢に植え替えます。

同じ大きさの鉢を使うときは、もう少し古い土を落として植え替えます。

日常の管理

5月の植え替えの時に茎節を2段摘み取り、形を整えるとともに、株の生育を促します。

夏の管理

夏が近づいたら葉焼けを起こさないよう半日陰のところに、真夏は明るい日陰に移します。

夏は、暑さで成育が衰えますので、過湿にならないよう乾燥気味に管理します。

冬の管理

耐寒性がありませんので、冬は室内に取り込みます。乾燥気味にして水やりは少なくします。

ふやし方

植え替えの時につみ取った茎節を挿し芽で増やすことができます。

肥料

4〜6月に、緩効性の固形肥料を少量置肥するか、月に1〜2回程度液肥を与えます。

病気・害虫

カイガラムシが付くことがあります。

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