イヌラ |
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【イヌラについて】 |
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イヌラというのは、キク科オグルマ属のことで、オグルマ(Inula britannica subsp. japonica)は、田の畦や川べりなどの湿地に生える宿根草です。この属には、他にホソバオグルマ(I. linariifolia)やカエンソウ(I. salicina)などが分布しています。なお、オグルマ(小車)というのは、舌状花が放射線状に出る様を小さな車に見立てたものと言われています。 ‘夏小町’という品種をよく見かけますが、花や葉の形からして、この花は、おそらくオグルマの園芸種、もしくはオグルマ属の種間交配種ではないかと思われます。 ‘夏小町’は、その名前のとおり、花の少なくなる夏に黄色の花がたくさん咲きます。株が増えていきますが、手に負えなくなるというほどのことはありません。 【栽培メモ】 非常に丈夫で、耐寒性、耐暑性もあり育てやすい宿根草です。冬は地上部がなくなりますが、庭に植えていた株をうっかり掘り返して、いつの間にか、なくなってしまったのが残念です。 |
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【イヌラの概要】 |
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草丈 80cm〜1mほどになります。冬には地上部が枯れます。 花 黄色の小さな花がたくさん咲きます。切り花としても利用できます。 耐寒性・耐暑性
耐寒性、耐暑性があります。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Inula britannica subsp. japonica 学名の説明 Inula・・・・・ Inula helenium(オグルマ)の古ラテン名に由来します。 britannica・・・・・「イギリスの」 japonica・・・・・「日本の」 |
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【主な種類と品種】 |
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‘夏小町’という品種が出ています。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 植える場所に余裕がないときは、増えすぎた不要な株を取り除くようにします。 植え付け 種苗会社のカタログに載っていますので、春又は秋に庭やプランターなどに植え付けます。 庭に植えるときは、深さと直径が30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3〜4割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 植え替え 庭に植えたときは、混み合ってきたときは株分けを兼て植え替えます。プランターに植えたときは、毎年又は2年に1回、植え替えをします。 株間 株がよく広がりますので、庭に植える場合は30pほどの間隔が必要です。 60pの標準のプランターの場合は、2〜3株ほどを目安にします。 植え場所・置き場所 日当たりのよい、やや湿ったところで育てます。半日陰でも特に問題はありません。 鉢やプランターも日当たりのよいところに置いて育てます。 日常の管理 放任しておくと株が増えていきます。植える場所に余裕がないときは、不要な株を取り除くようにします。 冬の管理 冬には地上部が枯れますので、株元まで切り戻しておきます。庭に植えた場合は。うっかり掘り返したりしないように目印をしておくと安心です。 耐寒性がありますので、戸外で冬を越します。 ふやし方 植え替えの時に、株分けをして増やすことができます。 肥料 庭植えの場合はほとんど必要ありません。プランターなどに植える場合は、元肥として緩効性肥料を、後は、緩効性の固形肥料を月に1回程度置肥します。量は少なめでかまいません。 病気・害虫 特にはありません。 |
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