アガトスマ

アガトスマの花
写真 ホワイトレディ
撮影時期 2023.2.9
栽培状況 開花株購入

科名

ミカン科

属名

アガトスマ属

学名

Agathosma

園芸分類

常緑低木

別名

(特にありません)

原産地

南アフリカ

主な用途

鉢植え

花期

2〜4月

【アガトスマについて】

アガトスマは、南アフリカ原産のミカン科アガトスマ属の常緑低木で、この属には140種ほどが知られています。あまり見かけることはありませんが、園芸店やホームセンターで見かけるのは、白花が咲くホワイトレディとやや淡いピンクの花が咲くピンクレディです。これは流通名のようで、ホワイトレディはアビキュラータ(Agathosma apiculata)のようですが、ピンクレディの種小名は未確認です。

アガトスマは、ミカン科だけに葉や花にとても強い香を持っていて、その香りは圧倒的です。耐寒性は少し弱く、また、夏の高温多湿をやや苦手とします。

【栽培メモ】

鉢植えで育てていますが、生育はゆっくりです。冬は、室内より少し気温が低い土間に入れていましたが、特に問題もなく冬を越しました。夏は半日陰に、真夏は明るい日陰に置いていましたが、さほど弱ることはありませんでした。ですので、栽培は難しくありません。

【育て方は下へ ↓ 】

【アガトスマの概要】

樹高

現地では30cm〜1.5mほどになるようですが、販売されているものは20pほどでした。

枝の先端に小さな花が密集して咲きます。白と淡いピンクの花が咲く種類があります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 やや弱い

霜に当たると傷みます。また、高温多湿が苦手です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Agathosma・・・・・ギリシャ語の agathos(気持ちのよい、快適な)+ osme(香り)が語源です。

apiculata・・・・・「頂部に小さな頭のある」

【主な種類と品種】

白花が咲くホワイトレディとやや淡いピンクの花が咲くピンクレディが流通しています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

ここでは、ホワイトレデイーの育て方について記載しています。

植え付け

園芸店やホームセンターで開花株が販売されていますので、これを買って育てることになります。開花が2月頃になりますので、鉢植えでの栽培になります。

購入した開花株の鉢が小さく根詰まり気味のときは、根鉢を崩さないようにして一回り大きい鉢に植え付けます。

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使います。私は、赤玉土、鹿沼土、腐葉土、パーライトを4:3:2:1程度に混ぜた用土に苦土石灰を少々加えたものを使っています。

アガトスマの花

置き場所

秋から春の間は、日当たりのよいところに置きます。

植え替え

花後に、あまり根鉢を崩さないようにして一回り大きい鉢に植え替えます。

日常の管理

過湿にならないようにしますが、乾燥させすぎるとダメージが大きくなります。鉢土の表面が渇いたらたっぷりと水やりをします。

夏の管理

高温多湿を嫌いますので、風通しのよい明るい日陰に置きます。

冬の管理

軒下の霜に当たらないところであれば冬を越せるとされていますが、寒い時期に花が咲き始めますので室内に取りこんだ方が安全です。

肥料

春と秋に緩効性の固形肥料を置肥するようにしています。

病気・害虫

今のところ、特にはなさそうです。

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