アザミゲシ

アザミゲシの花
写真 アザミゲシ
撮影時期 2015.5.31
栽培状況 秋まき後、庭植え

科名・属名

ケシ科
アザミゲシ属

園芸分類

秋まき一年草

別名

特にありません

原産地

メキシコ

用途

鉢植え、庭植え

花期

5月〜6月

【アザミゲシについて】

アザミゲシはメキシコ原産のケシ科アザミゲシ属の秋まき一年草で、勿論、栽培してもかまわない種類です。葉が尖ってアザミに似ていることから、また花がケシに似ているところからその名前が付いています。

アザミと同様、葉に触るとチクチクします。なお、葉や茎を傷つけると有毒な黄色い液が出ますので注意が必要です。

【栽培メモ】

以前になりますが、国華園から白花のタネが販売されていましたので、秋に播いてみました。栽培したところでは、苗の生育はかなりゆっくりでしたが、暖かくなるにつれて株も大きくなり、大きな白い花が次々と咲いてくれました。

期待した以上に花が美しく、よく咲いてくれましたし、栽培もそれほど難しくはありませんので、栽培してみる価値は十分にあると思います。

【アザミゲシの概要】

アザミゲシの花

草丈

40〜50cmほどになります。

一重の花で、写真の株は、花径が8〜10cmの大きい花が咲きました。黄花もあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 弱い

耐寒性があります。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ タネから育てる場合:比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Argemone mexicana

学名の説明

Argemone・・・・・ギリシャ語で「目の回復」を意味する言葉が語源です。

mexicana・・・・・「メキシコの」

【主な種類と品種】

黄花のほか白花が咲くものがあります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 花壇に植えた場合、寒さの厳しいときは霜除けをすると安心です。

タネまき

移植を好まないので、9月中旬〜10月中旬に直まきかポットに播きます。箱まきにした場合は、本葉が3〜4枚のころに早めにポットや小鉢に植え替えると大丈夫です。

直まきした場合は、発芽後徐々に間引いて大きいものを残します。ポットに播いた場合も、間引いて丈夫な苗を1本残し、ポットの底に根が回ったら定植します。

アザミゲシの花

植え付け

酸性土壌を嫌いますので、植え付け前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。

ポットに根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。

過湿を嫌いますが、高うねにして花壇に植えつけたところ、根腐れする株はほとんどありませんでした。

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使います。赤玉土、腐葉土若しくはバーク堆肥、パーライト(川砂)を6:3:1程度に混ぜた用土が一例です。

株間

花壇に植える場合は、20〜25cmほどにします。60cmの標準のプランターに植えるときは3株が目安です。

植え場所

日当たりと水はけのよいところを好みます。

日常の管理

乾燥に強く、過湿に弱いので、プランターなどに植えた場合は、水のやりすぎに注意します。

冬の管理

耐寒性はありますが、定植した株があまりよく育っていなかったので、霜の降りそうなときは霜除けをしました。寒さの厳しいときは、その方が結果がよいと思われます。

肥料

花壇に植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を与えます。生育状況からすれば、追肥はほとんど必要ないと思われました。

鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与えます。後は、暖かくなったら2週間に1回程度液肥を与えるか緩効性の固形肥料を月に1回程度置肥します。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。

病気・害虫

特にはありません。

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