アルンクス |
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【アルンクスについて】 |
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アルンクスは、バラ科ヤマブキショウマ属の属名で、日本にはヤマブキショウマ(A. dioicus var. kamtschaticus)が自生しています。なお、トリアシショウマは、ユキノシタ科チダケサシ属で別属になります。 ヤマブキショウマを除くと、朝鮮半島原産の アエスシフォリウス(A. aethusifolius)の ‘ノーブルスピリット’やハイブリッドの‘ギネアフォール’などが園芸種として流通しています。 花も美しいですが、写真のように細かく切れ込んだ繊細な葉をもつ品種もあり、なかなか魅力があります。もっとも、やや耐暑性が弱く、寒冷地向きの宿根草と言えます。 【栽培メモ】 下の写真のギネアフォールは、置き場所にあまり気を遣わなかったので花後の夏には枯れてしまいました。上の写真のノーブルスピリットは、水はけのよい用土を使い、夏場は半日陰に置いてありましたので、2株ともなんとか夏を越しました。 ただし、植え替えをしなかったのでこの株も翌年には枯れてしまいました。耐暑性がやや弱いので、温暖地の場合は、毎年、水はけのよい土に植え替えた方がよいと思われます。 |
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【アルンクスの概要】 |
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草丈 【主な種類と品種】を参照してください。 花 花茎が長く伸びて、白い花が穂状に咲きます。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は強いですが、耐暑性はあまり強くありません。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ 1年だけ育てる場合:比較的やさしい ※ 翌年も育てようとする場合:(温暖地では)やや難しい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Aruncus 学名の説明 Aruncus・・・・・aruncus(山羊のひげ)に由来します。 dioicus・・・・・「雌雄異株の」 aethusifolius・・・・・「イヌニンジン属(Aethusa)のような葉の」 kamtschaticus・・・・・「カムチャッカの」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 花後は、半日陰の涼しいところ、夏は明るい日陰で育てます。 植え付け 植え付けは2〜3月又は10〜11月ごろが適期です。園芸店やホームセンターなどに顔を出すことはあまりないようなので、種苗会社のカタログなどを通じて購入します。 庭植えはもちろん、‘ノーブルスピリッツ'のような草丈の低い品種は、鉢やプランターで育てるのにも向いています。 庭に植えるときは、直径と深さが30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。
鉢植えの用土 水はけのよい用土を使います。赤玉土、鹿沼土、腐葉土(又はバーク堆肥)を4:3:3程度に混ぜたものなどが一例です。 植え場所・置き場所 庭に植える場合、温暖地では、午前中は日が当たり午後は日陰になるような場所が適しています。 耐暑性がやや弱いので、夏に西日が当たるような場所に植えると夏越しが難しくなります。 鉢植えは、春と秋は日当たりのよいところに置きます。 植え替え 鉢植えは、2年に1回を目安に植え替えをします。もっとも、温暖地の場合は、1年経つと鉢土の水はけが悪くなりますので、毎年植え替えた方がよいと思われます。 日常の管理 水切れを嫌いますので、乾燥させすぎないように注意します。 夏の管理 温暖地の場合、夏越しが最大のポイントになります。鉢植えは、初夏になったら半日陰の、真夏は明るい日陰の涼しいところで育てます。 冬の管理 冬には地上部が枯れますので、冬が来たら地際から切り取っておきます。耐寒性が強いので、戸外で冬を越します。 ふやし方 植え替えの時に株分けで増やすことができます。 肥料 春先に緩効性肥料を与えます。鉢植えの場合は、春の生育期間中に緩効性の化成肥料を置肥します。 病気・害虫 特にはないようですが、夏の高温多湿で枯れることがあります。 |
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