アオバナハイノキ |
|||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||
【アオバナハイノキについて】 |
|||||||||||||||||||
ハイノキ(Symplocos mytracea)は、近畿地方以南の温暖地の山地に自生していますが、アオバナハイノキは、沖縄本島と沖永良部島の山地に生えるハイノキ属の常緑中木で、ハイノキとは別種にされています。 ハイノキは白花ですが、アオバナハイノキは、淡い紫色の花が咲きます。 ハイノキもそうですが、アオバナハイノキも成長は緩やかで、すぐに大きくなりすぎて持て余すということはありません。 【栽培メモ】 樹高が1mほどの大きな苗木でしたので、10号の鉢に植え付けて室内に入れてあったところ、2月中旬から花が咲き始めました。室内に置いていたためなのか花色は予想していたよりも、もう少し淡い色でしたが、なかなか上品な色合いでした。戸外の軒下に置けば、もう少し濃い色になるような気もしますが、個体差なのかも知れません。 自生地が沖縄のようなので、庭植えは避けて鉢植えにしていますが、枝の伸びはとてもゆっくりで2年経っても樹高はさほど変わりません。 |
|||||||||||||||||||
【アオバナハイノキの概要】 |
|||||||||||||||||||
樹高 3〜5mほどになりますが、枝の伸びは緩やかです。鉢植えで育てると1.5mほど収まりそうです。 花 葉腋から5pほどの総状花序を伸ばして、花径1pほどの淡紫色の花が10個ほど咲きます。それぞれの枝に花序がつきますのでにぎやかに咲きます。 耐寒性・耐暑性
耐寒性はやや弱そうです。枯れては大変なので庭植えにはしていませんが、そのうちにと思っています。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Symplocos liukiuensis 学名の説明 Symplocos・・・・・ギリシャ語の symploce(結合)に由来します。 liukiuensis・・・・・「琉球の」 |
|||||||||||||||||||
【主な種類と品種】 |
|||||||||||||||||||
本種の選抜種で '藍' という品種があります。 |
|||||||||||||||||||
【 育て方 】 −私はこう育てる− |
|||||||||||||||||||
植え付け 常緑樹で耐寒性がやや弱いので、暖かくなった4〜5月が適期です。耐寒性がやや弱く霜に当たると傷みますので、暖地以外は鉢植えになるかと思われます。生育がゆっくりですので、鉢植えでも育てられます。 無霜地域などで庭植えにするとしても、小さな苗木を購入したときは、鉢植えで養成してからの方が無難です。 庭に植えた場合は、たっぷりと水やりをして、支柱をしておきます。 鉢植えの用土 赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 植え場所・置き場所 比較的耐陰性がありますので半日陰に向いています。庭植えにするときは、夏の西日が当たるようなところは避けるようにします。 鉢植えも一日中日が当たるところよりも半日陰になるようなところに置きます。 日常の管理 やや湿り気のある環境を好みますので、鉢植えは乾燥させすぎないように注意します。乾燥させすぎると葉を落とすことがあります。 植え替え 鉢植えの場合は、2年に1回を目安に植え替えをします。時期は、4〜5月頃が適期です。 剪定 枝の伸びがゆっくりですし、自然に樹形が整いますので、しばらくの間は剪定はほとんど必要ありません。 冬の管理 霜に当てないようにします。 肥料 庭植えの場合は、ほとんど必要ありません。 鉢植えは、春と秋に緩効性の固形肥料を与えます。 病気・害虫 特にはありません。 |
|||||||||||||||||||
このページのトップに戻ります。一覧に戻ります。 |