アクロクリニウム Helipterum roseum

アクロクリニウムの花
写真 アクロクリニウム
撮影時期 2012.4.22
栽培状況 秋まき後、鉢植え
科名・属名

キク科
ハナカンザシ属

園芸分類

秋まき一年草

別名

花かんざし

原産地

オーストラリア

用途

庭植え、鉢植え

花期

3〜5月

【アクロクリニウムについて】

アクロクリニウムは、オーストラリア原産の秋まき一年草で、以前はアクロクリニウム属になっていましたので、その名前で呼ばれています。今は、ハナカンザシ属(ヘリプテルム属)とされています。

園芸店やホームセンターなどでは、Helipterum anthemoides をハナカンザシとしていますが、本来は、アクロクリニウム(H. roseum)の和名がハナカンザシです。名前を乗っ取られたようになっていますので変な話ですが、ここでは、現状に合わせて H. anthemoides ハナカンザシとしています。

以前から、アクロクリニウムとして売られているタネをまいて育ててみると、園芸店やホームセンターなどで売られているハナカンザシとは形質が少し違うようにも思っていました。

栽培したところでは、布に包んで水に浸して何度もよく揉んでから、そのまま半日程度水に浸しておいてまいたところよく発芽しました。後は、過湿に気をつければカサカサした花が楽しめます。ドライフラワーとして利用できる点もありがたいです。

【花の特徴と性質】

アクロクリニウムの花

草丈

草丈は30〜50pほどです。

花径3〜5pほどで、白花の他ピンクもあります。

耐寒性・耐暑性

高温多湿に弱く、夏を越すことができません。

また、耐寒性も強いとはいえませんが、冬場、軒下で、特に問題もなく冬を越すことができました。

学名の説明

Helipterum・・・・・ギリシャ語の helios(太陽) + pteron(翼)が語源です。
※ 羽毛のある冠毛に由来します。

roseum・・・・・「バラ色の」

【主な種類と品種】

‘ペーパードール’
‘Paper Doll’

草丈が30cmほどの矮性種で、花径5cm程の光沢のある濃い桃系の花が咲きます。(写真中)

‘ピエロ’
'Pierrot'

白花で、咲き始めは中心部黒くその周りが黄色でアクセントになっています。(写真下)

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

発芽適温は20〜25度程度ですので、9月中旬〜10月上旬頃が適期です。箱まきにして、覆土は5mmほどにします。

注意しないといけないのは、種子に繊毛が付いているので、そのまままいたのではほとんど発芽しません。湿った砂で十分すぎるほどよく揉んでからまきます。

発芽後、本葉が3〜4枚になったら、ポットや小鉢に植え替えて苗を育てます。

アクロクリニウムの花

植え付け

花壇に定植するときは、あらかじめ苦土石灰を1u当たり100gほどまいて耕しておきます。植え付け時には、バーク堆肥(腐葉土)を1u当たり10Lほど入れて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

過湿を嫌いますので、花壇に植えつける時は、高うねにしておくと安心です。

本葉が5〜6枚になって、ポットの底に根が回ったら、花壇やプランターなどに定植します。

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使います。

市販の草花用培養土にパーライトを2割ほど入れたものなどが一例です。

株間

花壇に植えるときは25〜30cmほどにします。60cmのプランターの場合は、3株を目安にします。

植え場所・置き場所

花壇に植えるときは、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターも日当たりのよいところで育てます。

日常の管理

鉢やプランターに植えたときは、多湿を避け、乾燥気味に管理することが大切です。

アクロクリニウムの花

冬の管理

耐寒性が弱いので、秋に花壇に定植したときは霜除けをします。鉢やプランターに植えたときは、軒下の霜の当たらないところに置いて育てます。

肥料

花壇に植えるときは、化成肥料を1u当たり30gほど施し、堆肥と一緒に庭土とよく混ぜてから植え付けます。チッソ肥料が効きすぎると軟弱になり病気が出やすくなります。

病気・害虫

特にありません。

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