アークトチス・グランディス |
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【アークトチス・グランディスについて】 |
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アークトチスは、南アフリカ原産のキク科ハゴロモギク属の秋播き一年草です。アークトチスの中では花色が豊富な交配種も栽培されていますが、ここで取り上げているのはグランディスです。ガーベラに似た白花で、中心が青紫になっていて、なかなか美しい花です。 本来は、宿根草のようですが夏の高温多湿に弱く、温暖地では花後に枯れてしまいますので宿根することはできません。 タネが販売されていますので、タネを播いて育てられますが、関東以西の温暖地では秋播きが育てやすいと言えます。寒地では春播きになります。 タネに冠毛がついていますが、おもしろいことに茎や葉にも灰白色の綿毛が密生しています。学名の Arctotis は、熊の耳という意味ですが、これはタネについている冠毛に由来します。 【栽培メモ】 春に箱まきにしてみましたが、発芽は良好で生育も早いので育苗は容易でした。しかし、育苗はうまくいったものの、残念ながら花が十分咲かないうちに高温多湿で株がダメになってしまいました。その年は、開花時期に長雨が続いたことも原因かもしれません。 そこで、今度は秋まきにして、厳冬期は農ポリでトンネルをして育てたところ、期待どおりに花が咲きました。今だと不織布でも大丈夫かと思われます。 |
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【アークトチス・グランディスの概要】 |
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草丈 50p以上になり、やや高性です。葉に灰白色の綿毛があります。 花 花径は6pほどで、一重のガーベラのような雰囲気の花です。 耐寒性・耐暑性
本来は宿根草ですが、温暖地では夏越しが難しいので一年草として扱われます。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:比較的やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Arctotis grandis 学名の説明 Arctotis・・・・・ギリシャ語の arktos(熊)+ ous(耳)が語源です。 grandis・・・・・「大きい」、「偉大な」 |
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【主な種類と品種】 |
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アークトチスの交配種は、こちらをご覧ください。 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 秋まきにして花壇に植える場合、厳冬期は霜除けをします。 タネまき 半耐寒性ですが、関東以西の温暖地では秋まきが適しています。発芽適温は20度前後ですので、9月中旬〜10月上旬に播きます。タネが綿毛に包まれていますので、湿った布などに包んでよく揉んでから播くと発芽がよくなります。箱まきにして、覆土は5ミリ程度にします。寒冷地は、春まきが適しています。 発芽後、本葉が3〜4枚のころにポリポットに植え替えて育苗します。 植え付け 本葉が6〜7枚になってポットの底に根が回ったら、花壇やプランターなどに定植します。ポリポットに植えたまま春までフレームなど霜の当たらないところで育て、暖かくなってから花壇に定植してもかまいません。 花壇に植えつける場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。植え付ける際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れ、化成肥料と一緒に庭土とよく混ぜてから植えつけます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 25〜30p前後の株間とします。60cmの標準のプランターの場合、3株が目安です。 植え場所・置き場所 日当たり、水はけのよいところに植えつけます。 鉢やプランターも日当たりのよいところで育てます。 日常の管理 過湿にすると根腐れをすることがありますので、鉢やプランターに植えた場合は、やや乾燥気味に育てます。 冬の管理 秋に花壇に植えた場合、強い霜が当たると傷みますので、厳冬期は不織布でトンネルをするなどして霜除けをしたほうが安全です。 鉢やプランターに植えた場合は、軒下など霜の当たらないところに移し、水やりは少なめにします。 肥料 花壇に植えるときは、化成肥料を1u当たり50gほど施します。追肥は、あまり必要としません。 鉢やプランターに植える場合は、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、春から開花時まで液肥を2週間に1回ほど与えます。 病気・害虫 アブラムシがつくことがあります。 |
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