アメリカフヨウ |
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【アメリカフヨウについて】 |
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アメリカフヨウは、アメリカ合衆国南部原産のアオイ科フヨウ属の宿根草で、とても大きな花が咲くことで知られています。栽培は容易で、とびきり大きな花がたくさん咲くと見ごたえがあります。 この花を最初に見たのは、ずっと以前、「サカタのタネ」のカタログだったように記憶しています。とにかく花が大きかったので、びっくりしたことを覚えています。 園芸店やホームセンターなどでは苗が売られていますが、種苗会社のカタログを見るとタネが販売されていますので、タネから育てることができます。もっとも、タネを播いて育てた場合は、よく花が咲くようになるのは翌年からになります。 【栽培メモ】 タネからでも比較的簡単に育てることができました。上の写真は、タネを播いて2年目の株が咲いたものですが、やはり、花径が25cmを超えるこの花の大きさには驚かされます。 栽培は簡単ですが、ハマキムシがよくつきます。うっかりして、被害が大きくなったことがありますので、この点だけは注意が必要です。 |
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【アメリカフヨウの概要】 |
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フヨウは落葉低木ですが、アメリカフヨウは宿根草です。 草丈 大型の宿根草で、1〜1.5mほどになります。 花 花が大きく、25pを超える花を咲かせます。残念ながら1日で終わってしまいますが、次々と花が咲くので長い間楽しめます。 花色は、白、桃、紅などですが、白と桃色の複色花があり、花が大きいだけに見応えがあります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性は比較的強く、地上部は枯れてしまいますが地下茎で冬を越します。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 ※ タネから育てる場合:比較的やさしい ※ 苗から育てる場合:やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Hibiscus moscheutos 学名の説明 Hibiscus・・・・・アオイに似た植物に付けられた古代ギリシャの名前から moscheutos・・・・・「じゃこうの香りのする」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ ハマキムシを見つけたら早めに駆除します。 ※ 草丈が伸びてきたら、支柱をして株の倒伏を防ぎます。 タネ播き タネの発芽適温は25度前後と高めですので早まきは避け、十分に気温が上がってくる4月下旬〜5月に3号のポリポットに直接播きます。 覆土はタネが隠れる程度にします。生育がよく、育苗は簡単です。 植え付け タネから育てた場合は、本葉が5〜6枚になってポットの底に根が回ったら定植します。 播いた年から花が咲きますが、2年目になると株も大きくなり、よく咲いてくれます。 大きな鉢やプランターなどでも栽培できないことはありませんが、乾燥に弱いことと株が大きくなりますので、庭植えの方が育てやすいと言えます。 苗は、園芸店やホームセンターなどに出てきますし、種苗会社のカタログにも載っていますので、これを買って植えつけます。 植え付けに当たっては、アメリカフヨウは腐食質に富んだ肥沃な土壌を好みますので、植穴に腐葉土かバーク堆肥を十分に入れて庭土とよく混ぜ合わせてから植えつけます。 植え替え 3〜4年経つと茂りすぎるので株分けをします。時期は、4月頃が適当です。 株間 株が大きくなりますので、50pほどの間隔をとります。 植え場所 日当たり、水はけのよいところを好みます。2年目には株が大きくなりますので、そのことを念頭に植えつけ場所を選ぶ必要があります。 日常の管理 'サウザンベル' は、草丈が高くなるので、強い風で根元から折れてしまうことがあります。支柱を立てておくと安心です。 アメリカフヨウはもともと、池や沼の周辺に自生していたもので、乾燥を嫌います。夏、晴天が続いて乾燥するときは、夕方たっぷり灌水します。 花が咲き出すと、毎日のように咲いてきますので、株が弱らないように花がらは毎日取り除いておきます。その方が見た目もきれいです。 冬の管理 冬の来る前に、株元から15cmほど残して切り取っておきます。 温暖地では霜除けの必要はありませんが、寒冷地ではやっておくと安心です。 肥料 植え付け時に緩効性肥料を与えます。また、成長が早いので、生育期間中の5〜9月頃まで1ヶ月に1回ほど追肥をします。 病気・害虫 ハマキムシがよくつきます。うっかりすると、被害が大きくなりますので、早めに防除する必要があります。 また、ヨトウムシに花を食べられることがあります。 |
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