ガーデンアマリリス

ガーデンアマリリスの花
写真 ’バレンチノ’
撮影時期 2014.5.11
栽培状況 庭植え

科名・属名

ヒガンバナ科
アマリリス属

園芸分類

春植え球根

別名

ヒッペアストラム

原産地

南アメリカ

用途

庭植え、鉢植え

花期

5月

【ガーデンアマリリスについて】

一般に栽培されているアマリリスも比較的耐寒性があり、温暖地では鉢植えを軒下に置いておくと冬を越しますが、庭植えの場合は、霜除けをしないと霜に当って傷んでしまいます。

その点、このガーデンアマリリスは、特に耐寒性が強く庭植えにして花が楽しめる品種群で、「サカタのタネ」から ‘ガーデンオーケストラ’ として売り出され、その後、他の種苗会社のカタログにも耐寒性のアマリリスとして載っています。

ここでは、耐寒性が強く、庭植えできるアマリリスということでガーデンアマリリスとして紹介しています。

【栽培メモ】

その名のとおり庭植えで、まったく問題なく毎年花が咲きます。その上、植えっぱなしにして数年経ちますが、植え替えをしなくても年々よく咲いてくれます。

【ガーデンアマリリスの概要】

ガーデンアマリリスの花

草丈

50〜60pほどになります。

一般に売られているアマリリスと比較すると少し小ぶりで、花径10cmほどです。花色は白、黄、ピンク、赤とそろっています。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 強い

このガーデン・アマリリスは寒さに比較的強く、花壇に植えっぱなしにしても年々よく咲いてくれます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Hippeastrum hybridum

学名の説明

Hippeastrum・・・・・ギリシャ語の hippeos(騎士)+ astron(星)が語源です。

hybridum・・・・・「雑種の」

【主な種類と品種】

‘バレンチノ’

一重の赤花が咲きます。

‘ロリポップ’

ピンクに白のストライプが入る美しい色合いの花です。(写真:上から2枚目)

‘アラスカ’

八重咲きの品種で、白い花が咲きます。(写真:最下段)

‘ヘリオス’

淡い黄色の花色で、一重咲きです。(写真:下から2枚目)

【 育て方 】 −私はこう育てる−

アマリリスを鉢植えで育てるなら、わざわざガーデンアマリリスを選択する必要もないかと思われますので、ここでは、庭植えについて記載しています。

栽培のポイント

※ 球根の上に、5cmほど土が被るように植え付けます。

ガーデンアマリリスの花

植え付け

3月下旬〜4月頃が植え付けの適期です。植え付ける際は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れ、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

植え付けの深さ

球根の上に、5cmほど土が被るように植えつけます。

植え場所

午後は、西日を避けられるところがよいとされています。ただし、午後もしばらく日の当たるところに植えていますが、特に問題なく育っていますので、あまり神経質になる必要はないかと思われます。

株間

庭植えの場合は20cm程度の株間とします。

植え替え

一度植え付けると、しばらく植えっぱなしにできます。数年して、株が混み合ってきたら分球を兼ねて植え替えます。

日常の管理

葉が枯れてきたら、地際から3〜5cm残して切り戻しておきます。

ガーデンアマリリスの花

冬の管理

耐寒性がありますので、関東以西の温暖地では霜除けをしなくても冬を越します。ただし、その他の地域では、初年度は凍らないように防寒した方が安全です。

ふやし方

分球して、増やすことができます。

肥料

庭植えの場合は、特に施肥をしなくてもよく育ちます。

病気・害虫

夏場に球根の芯を食い荒らすハマオモトヨトウの被害を受けることがありますので、見つけ次第、薬剤を散布して駆除します。

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