アネモネ |
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【アネモネについて】 |
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早春の庭をあざやかに飾ってくれるアネモネは、地中海沿岸地域原産のキンポウゲ科イチリンソウ属の代表的な秋植え球根です。アネモネのなかで最もよく栽培されるのが、ここで取り上げているコロナリア種で、通常、アネモネと言えば本種を指します。 コロナリア種の園芸品種は、同属のホルテンシス(Anemone hortensis)、パボニア(A. pavonina)、フルゲンス(A. x fulgens)などの自然交雑種から育成されたと考えられています。 アネモネは、植えつけの際のコツさえつかめば、育て方もごく簡単なうえ値段も手頃ですので、よく栽培されています。チューリップより早く咲くので、この花が咲くようになると、春が来たという実感がわいてきます。 なお、宿根性のアネモネは別に取り上げています。 【栽培メモ】 少し湿ったバーミキュライトの上に球根を並べ、徐々に吸水させてから植え付ければ、まず、失敗がありません。一度、手抜きをして、球根をそのまま花壇に植えたところ、すぐに雨が降って思わぬ失敗をしてしまいました。 |
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【アネモネの概要】 |
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草丈 草丈は20〜30p程度になり、庭植えは勿論、鉢植えにも適しています。 花 花は、一重咲き、八重咲き、菊咲きなどがあります。開花期になると、地表面からつぼみが立ち上がってきて咲くところに特徴があります。 色は、赤色、白色、紫色、藍色があります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性が強く、戸外で冬を越します。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 比較的やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Anemone coronaria 学名の説明 Anemone・・・・・ギリシャ語の anemos(風)が語源です。 coronaria・・・・・「花冠の」 hortensis・・・・・「庭の」、「園の」 pavonina・・・・・「派手な」、「色鮮やかな」 blanda・・・・・「愛らしい」 fulgens・・・・・「輝いた」、「光沢のある」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 球根の上下を間違わないようにします。 植え付け 植えつけは、涼しくなった11月上旬〜11月下旬ごろが適期です。球根は、平らになっている方が上で、とがった方が下になりますので、上下を間違わないようにします。上下の見極めがつかないときは、横にして植えても差し支えありません。 地温が高い時期に球根を直接花壇に植え付けると、その後の雨などによって急激に吸水して腐りやすくなります。そこで、気温が高い時期に植え付ける場合は、植え付け前に、湿らせた砂やバーミキュライトのうえに置いて、日陰の涼しいところでゆっくりと吸水させ、球根が膨らんでから植え付けるようにします。 11月になって気温が下がってきたら、そのまま花壇に植え付けてもかまいません。 酸性土壌を嫌いますので、花壇に植える場合は、苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。1週間ほどたったら、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とをよく混ぜてから植え付けます。 鉢植えの用土 市販の球根用培養土もしくは赤玉土、腐葉土(又はバーク堆肥)、パーライトを6:3:1程度に混ぜたものなどを使います。 植え付けの深さ 花壇に植える場合は3〜4pに、鉢やプランターに植える場合は1〜2cmほどにします。 植え場所・置き場所 花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。 鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。日当たりが悪いと花がよく咲きません。 株間 花壇に植える場合は、15〜20p程度が適当です。球根は小さいですが、案外株が広がりますので、あまり密植しすぎないよう注意します。 鉢植えの場合は、7号鉢に3球が目安です。 日常の管理 鉢やプランターの場合は、気温の高い時期に過湿にすると球根が腐りやすくなりますので、鉢土の表面が乾いたら水やりをします。 咲き終わった花がらをこまめに取り除きます。こうすることで、株の負担を減らし、見栄えをよくします。 冬の管理 耐寒性が強く、温暖地では、年内に葉が相当広がってきます。霜除けをしなくても、寒さで傷んだりすることはありません。 休眠期の管理 5月ごろには葉が枯れてきて休眠期に入ります。葉が枯れ始めたら、球根を掘り上げます。遅くなると、梅雨時期になり球根が腐りやすくなりますので注意します。鉢やプランターに植えている場合は、雨のかからないところで、そのまま乾燥させて秋の植えつけまで保管してもかまいません。 掘り上げた球根は、水洗いして日陰で乾燥させます。球根が乾いたら、ネットの袋などに入れて植えつけ時まで保管しておきます。 保管場所は、雨の当たらない日陰の風通しのよいところにします。 肥料 花壇に植える場合は、植え込み時に化成肥料を1u当たり50gほど入れて庭土とよく混ぜておきます。 鉢やプランターの場合は、植えつけ時に緩効性肥料を与え、暖かくなったら液肥を月2〜3回与えます。 病気・害虫 特に気になるものはありません。 |
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