アカンサス |
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【アカンサスについて】 |
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アカンサスは地中海沿岸地域や南ヨーロッパが原産のキツネノゴマ科ハアザミ属の大型の宿根草です。アザミを大きくしたような葉が特徴で、ハアザミという和名がついています。太い花茎を伸ばして下から順に花が咲きます。 古代ギリシャ建築に使われたコリント様式の巨大な柱の頭の部分は、このアカンサスが題材となっています。 この属の中では、モリス(A. mollis)が最もよく栽培されていますが、それ以外には、小型のスピノサス(A. spinosus)それに、交配種の‘ホワイトウォーター’なども販売されています。 【栽培メモ】 以前に西日が長く当たる庭に植えてあったところ、あまり生育がよくありませんでした。半日陰のところに植えたところ、問題なく育っています。 また、午前中に日が当たり、午後は日陰になるところに鉢植えを置いていましたが、こちらもよく育ちました。 |
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【アカンサスの概要】 |
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草丈 大型の宿根草で、草丈、株張りが1mを超えるほどになります。葉が大きく切れ込み、一見してアザミの葉を大きくしたような印象です。 花 大きな花穂が伸びてきて、下から順に咲いていきます。 耐寒性・耐暑性
耐寒性、耐暑性があり、丈夫で育てやすい宿根草です。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Acanthus spp. 学名の説明 Acanthus・・・・・「刺」が語源です。 mollis・・・・・「柔軟毛のある」 spinosus・・・・・「針のある」、「刺のある」 |
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【主な種類と品種】 |
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 庭植えの場合、夏の西日が長く当たるところは避けるようにします。 植え付け 温暖地では、春、秋いずれでもかまいませんが、寒地は春に植えつけます。大きくなっても10号ほどの大型の鉢であれば何とか栽培できないこともありませんが、大型の宿根草ですので庭植えに適しています。 庭に植えるときは、直径が30〜40p、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 鉢植えの用土 赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。 株間 1株でも大きくなりますので2株以上植えることは少ないですが、もし植えるなら、間隔は1mほどに広く取ります。 植え場所・置き場所 庭に植える場合は半日陰、あるいは、午前中日が当たり、午後は日陰になるようなところが適しています。 夏の西日が長く当たるようなところは避けたほうが賢明です。もっとも、あまり日当たりが悪いと花付きが悪くなります。 鉢植えは、梅雨明けから夏場は半日陰に置きますが、鉢が大きくなると移動が大変になりますので遮光ネットを利用するとよいかと思われます。 植え替え 鉢植えの場合は、根詰まりしてきたら植え替えをします。鉢から抜いて、表土と根鉢の三分の一ほど土を落として、一回り大きい鉢に植え替えます。同じ大きさの鉢を使うときは、多めに土を落として植え替えます。 日常の管理 鉢植えは、鉢土の表面が乾いてから水やりをするようにし、過湿は避けるようにします。 花が終わったら、花茎を早めに切り取ります。 冬の管理 耐寒性がありますので、庭に植えても霜除け等は必要ありません。ただし、寒冷地は霜除けをしたほうが安心です。 鉢やプランターに植えた場合は、霜の当たらない軒下などに移し、水やりは控えめにします。ただし、軽い霜が当たっても枯れようなことはありません。 ふやし方 植え替えの時に株分けして増やすことができます。繁殖力が強く、切れた根からも芽を出すほどです。 肥料 庭に植えた場合は特に必要ありません。鉢植えの場合は、植えつけ、植え替え時に緩効性の化成肥料を少量与えます。後は、春と秋に緩効性の固形肥料を与えますが、量は少なめでかまいません。 病気・害虫 センチュウの被害を受けやすいようです。 |
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