アガパンサス |
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【アガパンサスについて】 |
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アガパンサスは、ヒガンバナ科アガパンサス属の大型の宿根草です。南アフリカが原産で、園芸として栽培されているのは、アフリカヌス(P. africanus)とプラエコクス(P. praecox)及びプラエコクスの亜種のオリエンタリスの系統です。なかでも、多くの園芸品種は、オリエンタリスの系統とされています。 別名のとおりクンシランによく似た葉の間から長い花茎が伸びて、その先に房状の花が咲きます。葉は肉厚で冬も常緑の品種と、地上部が枯れてしまうものがあります。 大変丈夫で、ブルー系の花をたくさん咲かせて梅雨時のうっとうしい気分を和ませてくれます。道路沿いなどにもよく植えられており、見かける機会が多い花です。 可能であれば、何株もまとめて植えると花時は大変見ごたえがあります。一般には、ブルー系の花が多く植えられていますが、白花もあり、最近は、複色花も出回るようになりました。 【栽培メモ】 丈夫でなうえに病害虫もほとんどなく、耐寒性、耐暑性ともに強いので手間要らずです。'思いの空' という品種は10年近く庭に植えっぱなしにしていますが、毎年よく咲いています。もっとも、植え替えの時期をだいぶ過ぎてはいますが。 |
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【アガパンサスの概要】 |
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草丈 草丈は、80p〜1m程度のものが多く、鉢植えではやや難しい気がします。ただ、矮性品種も出ていますのでこうした品種を選べば、大型のプランターを使って栽培できます。 花 花色はブルーや青紫が主で、梅雨時に似合う色です。他に白や淡いピンクもあります。 伸びた花茎の先にたくさんの小花が咲いて花房をつくります。大きいものになると、花房の径が20pほどになりたいへん見応えがあります。 耐寒性・耐暑性
耐寒性、耐暑性ともに強いです。 (強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら) 栽培難易度 やさしい (やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分) 学名 Agapanthus ssp. 学名の説明 Agapanthus・・・・・ギリシャ語の agape(愛)+ anthos(花)が語源です。 africanus・・・・・「アフリカの」 praecox・・・・・「早咲きの」 |
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【主な種類と品種】 |
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常緑の半耐寒種と落葉性の耐寒種に分けることができます。常緑の品種は温暖地に、落葉性の品種は温暖地は勿論、寒地にも適しています。ブルー系統や紫系統の品種が多いですが、白や淡いピンクの花の咲く品種も売られています。 たくさんの品種がありますが、その一部を紹介します。
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【 育て方 】 −私はこう育てる− |
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栽培のポイント ※ 庭植えの場合は、数年は植えっぱなしにすると花がよく咲きます。 植え付け 秋又は春に植えつけますが、秋に植える場合は時期が遅くならないようにします。温暖地では、秋に植える方が比較的植え傷みが少ないようですが、勿論、春に植えても大丈夫です。 園芸店やホームセンターでも販売されていますが、気に入った品種を植えるなら、種苗会社のカタログの中から苗を購入することができます。 特に土質は選びませんが、腐食質に富んだ肥沃な土壌を好みますので、植穴に腐葉土かバーク堆肥を十分に入れて庭土とよく混ぜ合わせてから植えつけます。 鉢植えの用土 市販の草花用培養土でかまいません。もしくは、赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。 株間 大型種で30〜40p×50p、小型種の場合は20p×25p程度の間隔をとります。 詰めて植えると、株が混みあってくる時期が早くなり、植え替えの間隔が短くなります。 植え替え 庭植えの場合は、数年経つと株が込みあってきますので、春か秋に株分けして植え替えます。 株分けの際、あまり細かく分けると花が咲くまで長くかかりますので、苗をたくさんつくるとき以外は2〜3芽を付けて分けます。 もっとも、多少根が少ないかなと思う程度に細かく分けても、案外よく根付いてくれます。 鉢やプランターに植えた場合は、鉢などの大きさにもよりますので、株の状態を見て2年〜3年に1回を目安に植え替えます。 植え場所 日当たりと水はけのよい場所に植えます。できれば夏の西日を遮れる場所が最適ですが、一日中、日が当たってもさほど影響はありません。 半日陰地でも十分楽しめますが、日陰の時間が長いと花付きが悪くなります。 日常の管理 鉢やプランターに植えた場合は、鉢などの表面が乾いてきたらたっぷりと水やりします。 庭植えにした場合、きれいに咲かせるためには、一度植えたら数年間は植え替えをしないことが大切です。 花が終わったら、株の負担にならないよう長く伸びた花茎を早めに切り取ります。 冬の管理 秋に植えつけた場合のみ、軽く霜除けをしてやると安心です。 鉢やプランターで栽培している場合は、温暖地を除き、霜の当たらないところに移します。 肥料 庭植えの場合は、さほど肥料を与えなくても毎年よく咲いてくれます。 鉢やプランターに植えた場合は、緩効性の固形肥料を春先と花後に与えます。 病気・害虫 根は太くて、性質は非常に強く、病害虫もほとんど気にする必要はありません。 |
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