ロータス

ロータスの花
写真 'ブリムストーン'
撮影時期 2020.6.20
栽培状況 鉢植え

科名・属名

マメ科
ミヤコグサ属

園芸分類

多年草、亜低木

別名

(特になし)

原産地

地中海沿岸地方など

用途

鉢植え、庭植え

花期

初夏

【ロータスについて】

ロータスは、マメ科のミヤコグサ属のことですが、この属の中で栽培されている多くは地中海原産の多年草、若しくは亜低木です。一般によく見かけるのはヒルスタス種の 'ブリムストーン' ですが、他にも何種かあります。また、花の鮮やかなロータス・ベルセロッティは、別に載せています。

なお、この属には、日本の各地の道ばたなどに生え、黄色の花が咲くミヤコグサ(L. corniculatus)があります。名前の由来は、京都の大仏の前、耳塚付近に多かったとの説がありますが、定かではないようです。

【栽培メモ】

'ブリムストーン' を鉢植えで育てましたが、やや夏の高温多湿に弱いようです。また、‘ブラックムーニー’は、夏場、半日陰に置いていましたが、なんとか夏を乗り越えることができましたので、比較的耐暑性があるようです。

【ロータスの概要】

ロータスの花

草丈

【主な種類と品種】を参照

【主な種類と品種】を参照

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 やや弱い〜比較的強い

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ 比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Lotus(= Dorycnium)

学名の説明

Lotus・・・・・マメ科の植物のギリシア名に由来します。

corniculatus・・・・・「小角のある」、「小距のある」

hirsutus・・・・・「粗毛のある」、「多毛の」

creticus・・・・・「クレタ島の」

maritimus・・・・・「海辺の」、「海岸の」

【主な種類と品種】

'ブリムストーン'
L. hirsutum ‘Brimstone’

草丈は30〜50pほどで、横に広がります。シルバーリーフで先はクリーム色になります。花はごく淡いピンクを帯びた白花です。

クレチカス
L. creticus

草丈15pほどで、横に広がります。シルバーリーフで花は黄色です。

マリティムス
L. maritimus

草丈20pほどで、横に広がります。クリームイエローの花が咲きます。

ブラックムーニー
L. jacobaeus ‘Black Mooney’

葉はライトグリーンで、濃い茶色の花が咲きます。(写真:下)

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 夏の高温多湿を嫌いますので、夏場は涼しいところで育てます。

植え付け

植え付けは3〜4月若しくは10月ごろが適期です。庭植えもできないことはありませんが、どちらかというと、過湿を嫌い、蒸れにやや弱いので鉢やプランターで育てる方が失敗が少ないと言えます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土、あるいは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものに、いずれもパーライトを1割ほど加えた用土などが一例です。

ロータスの花

植え場所、置き場所

庭に植える場合は、水はけがよいことが特に大切です。一般的な草花を植えるような庭では梅雨時などに過湿になりやすく枯れる原因になります。

鉢やプランターで育てる場合は、秋から春は日当たりのよいところに置きます。また、長雨が予想されるときは、雨の当たらないところに移した方が無難です。

植え替え

鉢植えは、小さい鉢の場合は毎年、大きい鉢では2年に1回は植え替えます。時期は、植え付けの適期と同じです。

根鉢をあまり崩さないようにして一回り大きい鉢に植え替えます。

日常の管理

過湿にならないよう、やや乾燥気味に管理します。また、株が蒸れないよう、花後に切り戻しをします。

夏の管理

夏は半日陰の涼しいところに置きます。

冬の管理

耐寒性が強いので、鉢植えは戸外で冬を越します。

肥料

春と秋に緩効性の化成肥料を置肥します。

病気・害虫

コナカイガラムシが付くことがあります。

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