ライア・エレガンス

ライア・エレガンスの花
写真 ライア・エレガンス
撮影時期 2004.4.24
栽培状況 秋まき後、庭植え

科名

キク科

属名

ライア属

学名

Layia elegans

園芸分類

秋まき一年草

別名

カリフォルニアデージー
ライア

原産地

カリフォルニア州

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

3〜4月

【ライア・エレガンスについて】

ライア・エレガンスは、カリフォルニア州原産のキク科ライア属の秋まき一年草で、カリフォルニアデージーとも呼ばれます。黄色に白覆輪の美しい花が一斉に咲くので、花壇にまとめて植えると一段と見栄えがします。

秋まき一年草の中でもなかなか美しい花が咲き、丈夫で育てやすいのも魅力ですが、タネの流通はほとんどありません。以前は、「サカタのタネ」からタネが販売されていましたが、最近のカタログで見かけなくなったのが残念です。

なお、ライア・エレガンスとしてタネが販売されていましたので、学名は L. elegans と思っていましたが、今は L. platyglossa とされています。

【栽培メモ】

生育がよく育苗は簡単で、2003年秋に播いて花壇に植えたところ、翌年の3月18日頃に花が咲き始め、見ごろは4月下旬になりました。

【育て方は下へ ↓ 】

【ライア・エレガンスの概要】

草丈

カタログには70p程度と書かれていましたが、50pほどで花が咲き始めました。

花径は5p程度です。写真のようにすっきりとした黄色に白の覆輪が入ります。

花が一斉に開花しますので、まとめて植えると一段と見栄えがします。

ライア・エレガンスの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 弱い

耐寒性は強く、露地で問題なく育ちます。耐暑性はありません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ タネから育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Layia platyglossa

学名の説明

Layia・・・・・イギリスの博物学者 George Tradescant Lay に因みます。

platyglossa・・・・・ギリシャ語の platy(広い、平らな)+ glosso(舌)が語源です。

elegans・・・・・「優美な」

【主な種類と品種】

ライア属には15種ほどあるようですが、日本で栽培されているのは本種だけのようです。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 花茎が長く伸びますので、風雨を受けて株が倒れそうになったら支柱をしてやります。

タネまき

苗が出回ることはほとんどありませんので、タネを播いて育てることになります。通常、9月中旬〜10月上旬に播きますが、寒地は春まきもできます。

秋まきの場合、冬の来る前に十分に根を張らせ、しっかりした株にしておくことが大切ですので、播く時期が遅くならないようにします。

育苗箱やピートバンに播いて、覆土は2mmほどにします。

発芽後、本葉が3〜4枚になったらポリポットに植え替え、薄い液肥を与えながら育苗します。

植え付け

ポットに根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。

花壇に植える場合は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lと化成肥料を撒いて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

ライア・エレガンスの花

株間

株が横に広がりますので、25〜30pほどの広さとします。

標準のプランターの場合は3株が目安です。寒地の春まきの場合は、やや狭くします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。

日常の管理

花茎が長く伸びますので、風雨を受けて株が倒れそうになったら支柱をしてやります。

冬の管理

耐寒性がありますので、霜除けは特に必要ありませんが、寒地で秋に定植したときは、霜除けをした方が安心です。

肥料

花壇に植える場合は、植えつけ時に化成肥料を1u当たり50gほど与えますが、後は、特に追肥は必要ありません。多肥にすると草丈が伸びて倒伏しやすくなります。

鉢やプランターに植える場合は、植えつけ時に緩効性の肥料を与え、春から液肥を月2回程度与えます。

病気・害虫

特にはありませんでした。

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