リアトリス

リアトリスの花
写真 リアトリス
撮影時期 2004.6.19
栽培状況 庭植え

科名・属名

キク科
ユリアザミ属
(リアトリス属)

園芸分類

宿根草

別名

キリンギク

原産地

北アメリカ

用途

庭植え

花期

6月〜7月

【リアトリスについて】

リアトリスは北米原産のキク科の宿根草で、とても丈夫で手間がかかりません。草丈が高くなりますので、花壇の後方に使っても見栄えがしますし、切花としても利用価値の高い花です。

咲き方によって槍咲きと玉咲きに分けられますが、槍咲きの種の方が多く栽培されています。このうち、槍咲きはスピカタ種(L. spicata)とスカリオサ種(L. scariosa)が、玉咲きはタマザキリアトリスとも呼ばれるリグリスティリス種(L. ligulistylis)が主に栽培されています。

リアトリスの花の特徴は、花が上から下に咲き進むところにあります。穂状に咲く花は、グラジオラスなどのように通常は下から上に咲き進みますが、この点が変わっています。

通常は、根茎(球根)を購入して植え付けますが、タネを播いて育てることができます。春に播いて3年も経つと、とてもよく咲いてくれます。

【栽培メモ】

スピカタ種のタネを播いて育てましたが、生育がゆっくりで、3年目で期待したような花が咲きました。タネから育てる場合は、気長に付き合う必要がありそうです。

【リアトリスの概要】

リアトリスの花

草丈

1〜1.3mほどになりますので、花壇の後方に植え込むことが多くなります。なお、矮性品種の‘コボルド’は、60pほどです。

長く伸びた花茎の先に細い毛のような小さな花を、上から下へと咲かせていきます。一般には紫紅色の品種をよく見かけますが、白花もあります。

できれば、まとめて植え込むと見栄えがします。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

耐寒性は強く、冬地上部は枯れますが春に芽を出してきます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ タネから育てる場合:比較的やさしい

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Liatris spp.

学名の説明

Liatris・・・・・(元の意味は失われているとされています。)

spicata・・・・・「穂状の」、「穂状花序のある」

scariosa・・・・・「乾膜質の」、「緑色でない」

ligulistylis・・・・・ligula(葉舌、舌状花冠)+ stylus(花柱)が語源です。

【主な種類と品種】

穂状になって花が咲く槍咲きの種のほかに、大きく玉のように見える玉咲き種がありますが、玉咲きの方はあまり見かけません。

矮性の品種ではスピカタ種の‘コボルド’('Kobold')がよく栽培されています。(写真:中)

【育て方と栽培のポイント】

栽培のポイント

※ 茎が伸びてきたら、早めに支柱をして倒伏を防ぎます。

タネまき

リアトリスをまとめて植えたいときは、タネから育てることをお勧めします。時間がかかりますが、栽培はさほど難しくありません。

春まきが一般的で、4月中旬〜5月上旬に箱まきし、覆土はタネが隠れる程度にします。発芽まで3週間ほどかかる場合がありますので、用土が乾かないように注意します。

発芽後、本葉が2〜3枚になったらポットに植え替えて苗を育てます。

植え付け

ポットの底に根が回ったら定植します。なお、春まきの場合は、播いた年は花は咲かず、翌年以降になります。

株分けをして植えつけるとき、あるいは根茎(球根)を入手して植えつけるときは、3月又は10月中旬が適期です。植えつける深さは5cmほどにします。

花壇に植える場合は、腐葉土(バーク堆肥)を1u当たり5〜10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植え付けます。

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(バーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

リアトリスの花

植え替え

花壇に植えた場合、タネを播いて育てたときは5〜6年、株分けして植えつけたときは3〜4年ほどたったら株分けをして植え替えます。時期は、3月又は10月中旬が適期です。

リアトリスは連作を嫌いますので、2〜3芽を1株にして株分けし、別の場所に植え付けます。

鉢やプランターの場合は、2年に1回を目安に植え替えます。

株間

花壇に植えるときは15〜20pほどにします。

植え場所

日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

高温多湿にはやや弱いと言われていますが、夏の暑さで枯れるということはほとんどありませんので、それほど気にする必要もないのかもしれません。

日常の管理

長い花穂が風雨で倒れ込むことがあります。そのままにしておくと、すぐに花茎が曲がってしまうので、早めに支柱を立てます。

花の終わった花茎は早めに切り戻しをしておきます。

冬の管理

冬になると地上部が枯れますので、地際で切り取っておきます。

耐寒性がありますので、霜除けやマルティングは必要ありません。

ふやし方

タネから育てる以外に、植え替えの時に株分けをして増やすことができます。

肥料

花壇に植える場合は、化成肥料を1u当たり30gほど施し、腐葉土(バーク堆肥)と一緒に庭土とよく混ぜ合わせてから植え付けます。後は、3月と9月に追肥をしますが、量は控えめにします。

鉢やプランターに植える場合も、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、後は3月と9月に緩効性の化成肥料を追肥として与えます。

病気・害虫

過湿にすると根腐れを起こすことがあります。

ページのトップに戻ります。このページのトップに戻ります。一覧へ戻ります。一覧に戻ります。