リビングストンデージー Dorotheanthus bellidiformis

リビングストンデージーの花
写真 リビングストンデージー
撮影時期 2003.3.14
栽培状況 秋まき後、庭植え(冬は農ポリでトンネル)
科名・属名

ツルナ科
ドロセアンサス属

園芸分類

秋(春)まき一年草

別名

ベニハリ

原産地

南アフリカケープ地方

用途

庭植え、鉢植え

花期

3月〜5月

【リビングストンデージーについて】

リビングストンデージーは、南アフリカのケープ地方が原産地のツルナ科ドロセアンサス属の秋(春)まき一年草です。半耐寒性ですが、春の定番ともいえる草花で、金属光沢のあるカラフルな花が株いっぱいに咲くと大変美しいものです。

リビングストンデージーという名前は、英名でアフリカ探検で有名なイギリス人のリビングストンから付けられたものです。

栽培したところでは、タネは細かいですが発芽がよく、育苗も容易ですので、適期に播けば、あまり失敗はありません。上の写真は、少し早めにタネを播いて11月下旬に定植し、冬の間、農ポリでトンネルをしたものですが、寒さに傷むこともなくよく育ちました。

ただし、タネを播く時期が少し遅くなったときは、秋に定植できるほどには苗が大きくなりませんでした。このときは、小さなビニールハウスで苗を育て、春に定植しました。

【花の特徴と性質】

リビングストンデージーの花

草丈

15pくらいですので、花壇は勿論、プランターなどで育てるのに向いています。

多肉質の肉厚の葉も特徴があります。葉の裏は粉を吹いたように白くなります。

名前のとおりデージーに似ており、色はピンク、紫、橙色、黄色で、花茎が4p前後です。花の中心に蛇の目が入るのが特徴です。

また、日差しを受けると一斉に開花し、日が陰ると閉じる性質を持っています。

いろいろな色の株を花壇に群植するとたいへんきれいですし、株がそれほど大きく拡がりませんので、プランターや鉢植えでも十分に楽しめます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性は弱く、冬は霜よけをする必要があります。

学名の説明

Dorotheanthus・・・・・Dorothea(命名者の母親の名前)+anthus(花)が語源です。

bellidiformis・・・・・bellidis(ヒナギク属)+formis(形の)が語源で、「ヒナギク属のような形の」という意味で、花の形を指していると思われます。

【主な種類と品種】

カタログには、各色の混合がタネで販売されています。名前のついた品種としては、クリームイエローの花を咲かせる ‘ルミネット’があります。

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

暖地の場合は秋まき、寒地の場合は春まきが一般的です。秋まきの場合は、9月中旬〜10月上旬が適期です。

タネは育苗箱やピートバンなどに播きますが、タネが細かいので重ならないように注意します。好光性ですので覆土はせず、発芽までは底面給水をすると管理が楽です。多肉質なので、発芽し始めたら、すぐに底面給水を止めるようにします。

発芽後、本葉が2〜3枚になったら2.5号(7p)のポリポットに植え替えます。過湿を嫌いますので、3号よりは一回り小さなポリポットの方がよい結果が得られました。

リビングストンデージーの花

植え付け

リビングストンデージーは、苗がある程度大きくなると成育が早まりますが、微細種子で発芽後の生育が比較的ゆっくりですので、秋まきの場合は、秋に定植できるほどには育ちにくいと言えます。

また、耐寒性も弱いことから、冬場は、フレームや簡易温室などに入れて苗を育て、春になってから花壇やプランターなどに植え付けます。

関東以西の暖地の場合は、ポリポットの苗が大きくなってきたら、冬が来る前に花壇やプランターなどに定植することができます。

花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100g程度撒いておきます。

苗を買って育てる場合は、春になれば園芸店などで開花株が売られていますので、それを鉢やプランターなどに植えつけます。

鉢植えの用土

多肉質なので水はけのよいことが大切です。赤玉土、軽石砂、バーク堆肥を5:2:3程度に混ぜた用土などを使います。

株間

15〜20p程度の間隔で植えつけます。65cmの標準のプランターの場合は、3〜4株植え込みます。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりがよく、多肉質の葉の形からして、水はけがよいところに植えないと十分な成長は望めません。水はけがそれほどよくないところは、高うねにして植えつけます。

プランターや鉢植えの場合は、日当たりのよいところで育てます。

日常の管理

鉢やプランターに植えた場合は、過湿にならないよう注意します。

花がらをそのままにしておくと株が弱りますので、できれば早めにつみとるようにすれば長く楽しめます。花が次々と咲きますので、案外と面倒な作業ですが忘れずに行いたいものです。

リビングストンデージーの花

冬の管理

秋に花壇に植えた場合は、すぐに寒くなってきますので、農ポリでトンネルをするなどしっかりと霜除けをします。

鉢やプランターに植え付けた場合も、軒下など霜の当たらないところで育てます。

肥料

植え付け時に1u当たり50gの緩効性肥料を施します。鉢やプランターの場合は、春になったら液肥を10日に1回程度与えます。

病気・害虫

特にありません。

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