モンツキヒナゲシ(紋付ひなげし) Papaver commutatum

モンツキヒナゲシの花
写真 モンツキヒナゲシ
撮影時期 2013.5.5
栽培状況 秋まき後、庭植え
科名・属名

ケシ科
ケシ属

園芸分類

秋まき一年草

別名

レディバード・ポピー

原産地

西アジア〜コーカサス地方

用途

庭植え、鉢植え

花期

4〜5月

【モンツキヒナゲシについて】

モンツキヒナゲシは、「紋付ひなげし」と書きます。これは、真っ赤な花びらに黒い大きな斑紋が入っていることから、その名が付いたようです。

英名は、この花をテントウムシに見立て、Ladybird poppy(テントウムシポピー)と言います。いづれにせよ、真っ赤な派手な花色に黒い班が入りますので、印象に残る花です。

勿論、アイスランドポビーヒナゲシなどと同様、栽培しても差し支えないケシ属の仲間です。

栽培したところでは、微細種子ですので、清潔な用土を使って丁寧にタネをまかないといけませんが、発芽後は、霜除けをする程度で特に問題はありませんでした。

【花の特徴と性質】

草丈

30〜40cmほどになります。

一重の真っ赤な花で、花弁に黒いブロッチが入るのが特徴です。

耐寒性・耐暑性

耐寒性がやや弱いので、霜除けが必要です。

学名の説明

Papaver・・・・・papa(おかゆ)に由来する古名から。ケシ属の乳汁に催眠作用があるため、乳汁を粥に混ぜて子供を寝かしたことに由来すると言われています。

commutatum・・・・・「交換した」、「変じた」

【主な種類と品種】

コムタツム種で出ているのは、レディバード・ポピー、あるいはピエロと呼ばれているものです。

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

発芽適温が15〜20度ですので、9月下旬〜10月中旬にまきます。移植を嫌うので直まかポリポットに直接まくのがよいとされていますが、微細種子ですので直まは管理が大変だと思われます。

清潔な用土を入れたポリポットに直接まいて、覆土はしないか、ごく薄くします。発芽後、徐々に間引いて、丈夫な苗を1本残します。

植え付け

本葉が4〜5枚になったら花壇やプランターなどに定植します。

酸性土壌を嫌いますので、花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて、庭土とよく混ぜておきます。1週間ほどしたら、バーク堆肥を1u当たり10Lほど撒いて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

モンツキヒナゲシの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

20〜30cmほどにします。

植え場所・置き場所

花壇に植えるときは、日当たりと水はけのよいところに植えつけます。

立枯病が発生しやすくなりますので、ケシ属の草花の連作は避けるようにします。

鉢やプランターで育てる場合も、日当たりのよいところに置きます。

日常の管理

花が次々と咲いてきますので、花ガラを早めに摘み取り株の負担を減らすとともに、見栄えをよくします。

冬の管理

やや耐寒性が弱いので、冬は霜除けをします。

肥料

多肥にする必要はありません。花壇に植える場合は、植えつけ時に化成肥料を1u当たり30gほど庭土に混ぜて植えつけます。追肥は、まず、必要ありません。

鉢やプランターに植える場合は、植えつけ時に緩効性の化成肥料を用土に混ぜ込みます。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので不要です。後は、春になって、株の状態を見て、必要なら液肥を与えます

病気・害虫

特にこれといった病気はありませんが、長雨が続くと灰色カビ病や立枯病が発生することがあります。その他アブラムシがつくことがあります。

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