メランポジウム

メランポジウムの花
写真 メランポジウム
撮影時期 2022.8.6
栽培状況 春まき後、庭植え

科名・属名

キク科
メランポジウム属

園芸分類

春まき一年草

別名

メランポディウム
メランポジューム

原産地

メキシコなど

用途

庭植え、鉢植え

花期

6月〜11月

【メランポジウムについて】

メランポジウムは、キク科の春まき一年草です。アメリカ合衆国南西部からメキシコ、中央アメリカに分布していますが、その多くはメキシコに自生しています。夏の暑さにとても強く、また、花期が長いことから、夏から秋の花壇に最適なものの一つです。

また、とても丈夫ですので、公共の花壇などによく植えられていますが、プランターなどでも十分に楽しむことができます。

ひとつの花は小輪で、それほど見栄えはしませんが、花付きがよいので賑やかに咲き続けます。

【栽培メモ】

タネから育てても育苗は容易で、育てやすい草花です。上の写真は10月末に撮したものですが、花期が大変長く、11月に入ってもよく咲いていました。

【メランポジウムの概要】

メランポジウムの花

草丈

30〜50pほどの高さになります。

売られている小苗から想像するよりも、思いの外株張りがよく、かなりの大株になります。

花は黄色の小輪で径3p程度ですが、写真のように花付きがよいので見栄えがします。

また、花期が長いので、秋まで楽しむことができます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐暑性が強く、夏の暑さも平気です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ タネから育てる場合:やさしい

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Melampodium divaricatum

学名の説明

Melampodium・・・・・ギリシャ語の melas(黒い)+ podium(足)が語源です。
※ 地際の茎の部分が黒いことに由来すると言われています。

divaricatum・・・・・「分岐した」、「二叉に分かれた」

【主な種類と品種】

‘ミリオンゴールド’

草丈20〜40pで、タネをまいて50〜60日で咲き始めるの極早生種です。

‘ミリオンレモン’

上と同じタイプの花で、花色が淡黄色です。(写真:下)

‘ジャックポット’

草丈30pほどで、花弁の先が丸みを帯びています。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 定植の際、摘芯をして枝数を増やすようにします。

タネまき

タネから育てる場合は、4月下旬〜5月上旬に播きます。発芽温度が20〜25度と高いので、早く播きすぎないようにします。ポリポットに直接まき、覆土はタネが隠れる2mmほどにします。

一度、育苗箱に播いてからポリボットに植え替えたところ、あまり結果がよくありせんでした。

植え付け

ポットの底に根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。定植の際、摘芯をして枝数を増やすようにすると、株がこんもりとしてきて、花付きが多くなり見栄えがよくなります。

かなり横に広がりますので、広い面積に植えるのでなければ、園芸店やホームセンターなど何株か買ってきて植え込むのが手軽な方法です。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

メランポジウムの花

株間

花壇に植え付けるときは30p程度とやや広く取ります。60pのプランターに植える場合は、2〜3株を目安にします。

植え場所・置き場所

花壇の場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

日常の管理

夏場、乾燥が続くと株が弱りますので、プランターなどに植えた場合は水やりを忘れないようにします。花壇に植えた場合も、晴天が続いて株に元気がなくなってきたら十分に灌水します。

肥料

多肥にすると徒長しますので、花壇に植えるときはほとんど無肥料で差し支えありません。

鉢やプランターに植える場合、市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、植えつけ後1月ほどしてから、やや薄めの液肥を2週間に1回程度施します。用土を調製したときは、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、同様に追肥をします。

病気・害虫

特に問題となるような病害虫はありませんが、アブラムシが発生したら早めに駆除しておきます。

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