マリーゴールド

アフリカンマリーゴールドの花
写真 ' ホワイトバニラ '
撮影時期 2012.7.16
栽培状況 春まき後、庭植え

科名・属名

キク科
コウオウソウ属

園芸分類

春まき一年草

別名

マンジュギク

原産地

メキシコ

用途

庭植え、鉢植え

花期

6〜11月

【マリーゴールドについて】

マリーゴールドは、キク科コウオウソウ属(マンジュギク属)の春まき一年草ですが、アフリカンマリーゴールドとフレンチマリーゴールドに大別されます。ここでは、アフリカンマリーゴールドを取り上げています。フレンチマリーゴールドについては、こちらをご覧ください。

アフリカンマリーゴールドは、アフリカンとは言うもののメキシコ原産です。メキシコからスペインを経て北アフリカに広がったことからこの名前が付いています。マンジュギク(万寿菊)とも呼ばれますが、この呼び名は今はあまり一般的ではありません。

フレンチ系の品種と比較すると少し花色の変化が少ないですが、大輪でボリュームのある花が楽しめます。また、長い間咲き続けるので、花壇に植えて楽しむ草花の中では最適のものです。初期の生育がよいので、タネから苗を育てるのも簡単です。

【栽培メモ】

育苗箱に播きましたが、発芽後の生育が早く、育苗はごく簡単でした。花壇にまとめて植えたところ、とてもよく咲いてくれました。

【アフリカンマリーゴールドの概要】

アフリカンマリーゴールドの花

草丈

(主な種類と品種を参照してください。)

(主な種類と品種を参照してください。)

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

この花の最大の特徴は、とにかく花期が長く、初夏から霜が降りる前ごろまで咲き続ける点です。

そして、暑さに負けてしまう草花が多い中で、夏の高温多湿に強い点も大きな利点です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ タネから育てる場合:やさしい

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Tagetes erecta

学名の説明

Tagetes・・・・・ギリシャ神話に登場する女神 Tages に由来します。

erecta・・・・・「直立した」

【主な種類と品種】

'ホワイトバニラ'

草丈は、40cmほどで花壇に植えるのに適しています。バニラアイスクリームのような優しい色合いの花です。咲き始めは黄色ですが、徐々に白くなっていきます。

'パーフェクションシリーズ'

草丈は80cmほどで、花径が10cm以上になる超巨大輪種です。花つきがよく、ボリュームのある花が次々と咲きます。オレンジとイエローの品種があります。

'アンティグアシリーズ'

草丈は20〜40cmのコンパクトな品種です。花径が8cmになる大きな花が咲きます。オレンジとプリムローズの品種があります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 夏が来る前に、早めに切り戻しをします。

タネまき

アフリカンマリーゴールドの花

発芽温度が高いので、温暖地でも4月中旬以降に播いた方が安全です。早く播くときは、フレームの中などで播きます。箱まきが一般的ですが、ポットに直接播いて育苗することもできます。発芽後の生育がよいので、育苗は容易です。覆土は5mm程度にします。

本葉が2〜3枚になったら、3号のポリポットに植え替えて、薄い液肥を与えながら育苗します。

植え付け

本葉が6〜7枚になってポットの底に根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。苗の成長が早いので、定植が遅れないようにします。

花壇に植える場合は、植えつけ時に、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

花壇に植える場合は、25〜30p程度の間隔を取ります。標準のプランターの場合は、3株を目安にします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところなら土質は選びません。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

日常の管理

夏はさすがに花が少なくなりますので、夏が来る前に早めに切り戻しをします。乱れた草姿を半分から三分の一ぐらいに切りつめてやれば、秋から初冬まで咲いてくれます。

長く楽しむためには、株を弱らせないよう、また、花壇やプランターをいつまでもきれいに保つため、咲き終わった花をこまめに切り取ってやることが大切です。

アフリカンマリーゴールドの花

肥料

花壇に植える場合は、化成肥料を1u当たり50gほど施します。チッソ肥料が多すぎると、徒長して花付きが悪くなりますので注意します。花期が長いので、夏場を除き、月に1回程度株元に追肥します。

鉢やプランターに植える場合は、市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、追肥として夏場を除き、緩効性の固形肥料を月に1回程度置肥するか、液肥を定期的に与えます。

用土を調整したときは、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は同様に追肥します。

病気・害虫

気になるような病害虫は特にありません。

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