ベニゲンペイカズラ

ベニゲンペイカズラの花
写真 ベニゲンペイカズラ
撮影時期 2015.11.21
栽培状況 鉢植え

科名

クマツヅラ科

属名

クサギ属

学名

Clerodendrum x speciosum

園芸分類

非耐寒性常緑低木

別名

(特にありません)

原産地

(園芸交雑種)

主な用途

鉢植え

花期

5〜11月

【ベニゲンペイカズラについて】

ベニゲンペイカズラは、ゲンペイカズラとベニバナクサギの交配でつくられた園芸種です。どちらも耐寒性が弱いので、ベニゲンペイカズラも耐寒性はありません。

なお、ベニバナクサギ(Clerodendrum splendens)は、西アフリカ原産のつる性花木で、鮮やかな紅色の花が咲きますが、耐寒性が弱いこともあってか流通していません。

【栽培メモ】

大変丈夫で、よく育ちます。もっとも鉢植えで育てますので、ツルがどんどん伸びるというところまではいきません。花はなかなか魅力があり、遅くまで花が咲いていました。

冬は、土間に取り込んでいましたが、寒さで枯れることはなく翌春には芽を吹いてきました。

【育て方は下へ ↓ 】

【ベニゲンペイカズラの概要】

樹高

ツルは、1.5mほどになるようですが、鉢植えで育てると1mほどに収まります。

萼は淡い紅色で、花径2cmほどの濃い紅色の花が咲きます。

ベニゲンペイカズラの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐暑性は強いですが、耐寒性は弱く庭植えにはできません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:(冬の保温ができれば)比較的やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Clerodendrum・・・・・cleros(運命)+ dendron(樹木)が語源です。
※ この属の木が呪術に使われていたことに由来します。

speciosum・・・・・「美しい」、きれいな」

【主な種類と品種】

ゲンペイカズラは、こちらをご覧ください。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ アンドン型の支柱を立てておきます。

※ 花後に思い切って剪定をします。

植え付け

丈夫な花木ですが、耐寒性が弱いので、通常は鉢植えで育てます。

5月ごろになると園芸店やホームセンターに顔を出すことがありますので、これを買って育てます。植えられている鉢が小さい場合は、根鉢をあまり崩さないようにして一回り又は二回りほど大きな鉢に植えつけます。

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土若しくはバーク堆肥を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

ベニゲンペイカズラの花

置き場所

日当たりのよいところに置きます。夏も日当たりのよいところでも、さして問題はありませんが、半日陰の方が水やりの回数が幾分か少なくなります。

植え替え

鉢植えの場合は、鉢が小さいときは毎年、大きい鉢に植えているときは2年に1回を目安に、5月ごろに植え替えをします。

鉢から抜いて、表土と根鉢の古い土を適宜に落として、一回り大きい鉢に植え替えます。同じ大きさの鉢を使うときは、古い土を多めに落として植え替えます。

日常の管理

通常の栽培では、ツルがどんどん伸びて支柱に巻き付くというほどにはなりませんが、そのままだと木が倒れてしまうので、アンドン型の支柱を立てておきます。

剪定

放任すると樹形が悪くなりますので、花後に思い切って剪定をします。

冬の管理

12月以降、気温が下がってくるにつれ水やりの回数を控えて、乾燥気味に管理します。

肥料

5〜10月頃に定期的に緩効性の固形肥料を与えるか、液肥を月2〜3回程度与えます。

病気・害虫

特にありません。

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