ベニバナバイカウツギ

ベニバナバイカウツギ
写真 ベニバナバイカウツギ
'マギシェン'
撮影時期 2012.5.22
栽培状況 庭植え

科名

アジサイ科

属名

ウツギ属

学名

Deutzia x hybrida

園芸分類

落葉中木

別名

ウツギ・マギシェン

原産地

(園芸交雑種)

主な用途

庭植え

花期

5〜6月

【ベニバナバイカウツギについて】

ベニバナバイカウツギは、アジサイ科ウツギ属の落葉中木です。バイカウツギという名前が付いていますが、バイカウツギの仲間ではなく、ウツギ属のロンギフォリア(Deutzia longifolia)とディスコロール(Deutzia discolor)の交雑種とされています。ウツギ・マギシェンと呼ばれることもありますが、マギシェンは種小名ではなく品種名のようです。

目立つ色合い花で、満開になると人目を引くたいへん美しい花木です。また、他のウツギ属の仲間と同様、暑さ、寒さに強く育てやすい花木です。

【栽培メモ】

枝がよく伸びますので毎年の剪定は欠かせませんが、とても美しい花が咲きますので苦にはなりません。それに、剪定自体、さほど手間がかかるものではありません。

【育て方は下へ ↓ 】

【ベニバナバイカウツギの概要】

樹高

2mほどになりますが、剪定をすれば樹高は抑えられます。

白地に薄いピンクの色合いの美しい花が房状に咲きます。

ベニバナバイカウツギ花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

耐暑性、耐寒性が強く全国で栽培可能です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Deutzia・・・・・・オランダの J.van der Deutz への献名

longifolia・・・・・「長い葉の」

discolor・・・・・「異色の」

hybrida・・・・・「雑種の」

【主な種類と品種】

ウツギの仲間は、こちらをご覧ください。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 剪定は花後に行います。

植え付け

11月〜12月、2月下旬〜3月ごろが植えつけの適期です。園芸店やホームセンターなどで苗木が売られていることがありますし、種苗会社のカタログなどでも見かけることがあります。ウツギ・マギシェンという名前で載っていることもあります。

株立ち状になって、枝がよく伸びますので鉢植えではやや扱いにくいと言えます。また、花の美しさを存分に生かすためにも庭植えにしたい花木です。

植え付けの際は、腐葉土若しくはバーク堆肥を入れて庭土とよく混ぜ合わせてから植えつけます。

植え付け後は、たっぷりと水やりし、風で木がぐらつかないように支柱をしておきます。

ベニバナバイカウツギの花

植え場所

土質は選びませんが、日当たりのよいところが適しています。ただし、半日程度日が当たれば、問題はありません。

剪定

剪定は花後に行います。伸びすぎた枝や込み合った枝を整理します。また、全体を切り詰めるときも花後に行います。特に、ベニバナバイカウツギは、枝が上に伸びていきますので、毎年、花後に剪定しないと樹形が乱れます。

花芽は8月に付き始めますので、冬に剪定するときは、伸びすぎて樹形を乱している枝を軽く剪定する程度にとどめます。

肥料

やせ地でなければ、あまり肥料は必要ありません。

病気・害虫

たまに、ウドンコ病が発生することがあります。

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