ベニカノコソウ Centranthus ruber

ベニカノコソウの花
写真 ベニカノコソウ
撮影時期 2007.5.12
栽培状況 庭植え
科名・属名

オミナエシ科
ベニカノコソウ属

園芸分類

宿根草
(秋播き一年草)

別名

セントランサス
レッドバレリアン

原産地

ヨーロッパ南部

用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜7月

【ベニカノコソウについて】

ベニカノコソウは、ヨーロッパ南部原産のベニカノコソウ(セントランサス)属の宿根草で、ハーブとしても利用されます。芳香のある赤い小花がたくさん集まって咲きますし、冬でも葉を落とさないので、宿根草としては利用価値が高いと思われます。

セントランサス属の同じ種類に白花もありますが、一般には赤花がよく栽培されベニカノコソウとしておなじみです。

栽培したところでは、耐寒性は強く庭植えで冬を越しますが、最近の温暖化のせいでしょうか、日当たりのよい花壇に植えた株は、開花後の夏越しが難しくなりました。

【花の特徴と性質】

草丈

50〜80p程度です。

長い花茎の先に小さな花がたくさん咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性がありますが、夏の高温多湿はやや苦手です。

学名の説明

Centranthus・・・・・ギリシャ語の centron(距)+ anthos(花)が語源です。
※ 距とは、花冠の基部が後ろに飛び出たものです。

ruber・・・・・「赤い」

【主な種類と品種】

一般には赤花(ルブラ)が栽培されますが、白花(アルバ)もあります。

【育て方と栽培のポイント】

タネ播き

タネからも育てることができます。タネは、9月下旬〜10月中旬に播くと翌春に開花します。寒冷地では春播きにします。

育苗箱に播き、覆土は5mmほどにします。発芽まで2〜3週間かかることがありますので、用土が乾かないよう注意します。

発芽後、本葉が3〜4枚のころにポットや小鉢に植え替えて苗を育てます。

植え付け

タネを播いて育てた場合は、ポットの底に根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。

花壇に植える場合は、植えつけの1週間ほど前に苦土石灰を1u当たり50〜100gほど撒いて耕しておきます。定植する際は、バーク堆肥(腐葉土)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植え付けます。

プランターなどで育てる場合は、園芸店やホームセンターなどで苗を購入して植え付けると簡単です。

ベニカノコソウの花

株間

暖かくなるとよく伸びるので30pほどにします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。ただし、夏の高温多湿をやや嫌いますので、午後は日陰になるところが最適です。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てますが、夏は半日陰に移します。

植え替え

植えて3年ほどしたら、春に株分けを兼て植え替えをします。

日常の管理

花が終わったら、わき芽の伸びている節の上で切り戻しをします。側芽が伸びて花が咲いてくれます。

冬の管理

冬が来る前に地際から切り取って起きます。耐寒性がありますので、庭植えで冬を越しますが、秋播きして花壇に植えた苗は、冬は霜除けをした方が安全です。

肥料

花壇に植える場合は、 有機質肥料を入れて庭土とよく混ぜ合わせてから植え付けます。ただし、多肥にすると徒長しますので、肥料は控えめにします。

鉢やプランターの場合は、植え付け、植え替え時に緩効性肥料を与え、暖かくなったら液肥を月2〜3回与えます。

病気・害虫

特にないようです。

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