ベニカノコソウ Centranthus ruber

ベニカノコソウの花
写真 ベニカノコソウ
撮影時期 2018.4.28
栽培状況 秋播き後、庭植え(冬は不織布でトンネル)
科名・属名

オミナエシ科
ベニカノコソウ属

園芸分類

宿根草
(秋まき一年草)

別名

セントランサス
レッドバレリアン

原産地

ヨーロッパ南部

用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜7月

【ベニカノコソウについて】

ベニカノコソウは、ヨーロッパ南部原産のオミナエシ科ベニカノコソウ(セントランサス)属の宿根草で、ハーブとしても利用されます。芳香のある赤い小花がたくさん集まって咲きますし、冬でも葉を落とさないので、宿根草としては利用価値が高いと思われます。

セントランサス属の同じ種類に白花もありますが、一般には赤花がよく栽培されベニカノコソウとしておなじみです。

栽培したところでは、耐寒性は強く庭植えで冬を越しますが、上の写真は、秋に定植し、冬場、不織布でトンネルをしています。成育がスムーズで開花時期も早まりました。

なお、最近の温暖化のせいでしょうか、日当たりのよい花壇に植えた株は、開花後の夏越しが難しくなったような気がします。

【花の特徴と性質】

ベニカノコソウの花

草丈

50〜80p程度です。

長い花茎の先に小さな花がたくさん咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性がありますが、夏の高温多湿はやや苦手です。

学名の説明

Centranthus・・・・・ギリシャ語の centron(距)+ anthos(花)が語源です。
※ 距とは、花冠の基部が後ろに飛び出たものです。

ruber・・・・・「赤い」

【主な種類と品種】

一般には赤花(ルブラ)が栽培されますが、白花(アルバ)もあります。

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

タネから育てることができます。タネは、9月下旬〜10月上旬に播くと翌春に開花します。寒冷地では春まきにします。

育苗箱にまき、覆土は5mmほどにします。発芽まで2〜3週間かかることがありますので、用土が乾かないよう注意します。

発芽後、本葉が3〜4枚のころにポリポットに植え替えて苗を育てます。

植え付け

タネをまいて育てた場合は、ポットの底に根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。

花壇に植える場合は、植えつけの1週間ほど前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。定植する際は、腐葉土若しくはバーク堆肥を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植え付けます。

プランターなどで育てる場合は、園芸店やホームセンターなどで苗を購入して植え付けると簡単です。

ベニカノコソウの花

株間

25〜30pほどにします。60pの標準のプランターでは3株が目安です。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。ただし、夏の高温多湿をやや嫌いますので、午後は日陰になるところが最適です。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てますが、夏は半日陰に移します。

植え替え

庭植えの場合は、植えて3年ほどしたら、春に株分けを兼て植え替えをします。

鉢やプランターの場合は、2年に1回植え替えをします。

日常の管理

花が終わったら、わき芽の伸びている節の上で切り戻しをします。側芽が伸びて花が咲いてくれます。

夏の管理

やや高温多湿を嫌いますので、鉢やプランターは半日陰の涼しいところに移します。

冬の管理

冬が来る前に地際から切り取って起きます。耐寒性がありますので、庭植えで冬を越しますが、秋まきして花壇に植えた苗は、不織布でトンネルするなど霜除けをした方が安全です。

肥料

植え付け、植え替え時に緩効性肥料を庭土やプランターの用土に混ぜて植え付けます。後は、春と秋に緩効性の化成肥料を株元に撒いて土になじませておきます。量は少なめでかまいません。

病気・害虫

特にないようです。

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