ポテンティラ

ポテンティラの花
写真 ‘ヘレンジェーン’
撮影時期 2018.6.2
栽培状況 鉢植え

科名

バラ科

属名

キジムシロ属

学名

Potentilla spp.

園芸分類

宿根草

別名

花イチゴ、セイヨウキンバイ

原産地

アルプス、ヒマラヤ

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

4〜6月

【ポテンティラについて】

ポテンティラは、ヨーロッパやヒマラヤなどが原産のバラ科キジムシロ属の宿根草で、イチゴによく似た草姿をしています。日本ではあまり見かける機会が少ないですが、ヨーロッパでは多く栽培されているようです。

ポテンティラ属はいろいろな系統に別れ草姿も変化に富んでいます。夏の高温多湿に弱いものもあり、暖地で栽培するには、品種を選ばないと夏に枯れてしまうことになります。耐暑性のある種類を選べば、暖地でも栽培は難しくありません。

栽培したところでは、ネパレンシスや下の写真のクランジーは、耐寒性、耐暑性があり、暖地でも育てやすいと言えます。

【花の特徴と性質】

ポテンティラの花

草丈

「主な種類と品種」を参照してください。

花径3pほどで花色は木、ピンク、赤などで一重の他八重咲きもあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性、耐暑性がありますが、夏の高温多湿に弱いものもあります。

学名の説明

Potentill・・・・・ギリシャ語の potens(強力な)が語源です。
※ 薬効成分があることに由来します。

nepalensis・・・・・「ネパールの」

crantzii・・・・・(※ 不詳)

atrosanguinea・・・・・「暗赤色の」

【主な種類と品種】

ネパレンシス
P.nepalensis

ヒマラヤ原産ですが暑さに強い品種で、イチゴそっくりの草姿をしています。草丈は40〜50cmほどで、'メルトンファイアー'(写真:中)は、サーモン色の一重で花の中心が濃いバイカラーの花が咲きます。他にピンクの花が咲く'ヘレンジェーン'などがあります。

クランジー
P.crantzii

暑さ、寒さに強いポテンティラで、コンパクトな草姿が特徴です。草丈は15cmほどで、黄色の小さい花が密に咲きます。(写真:下)

レクタ
P. recta

草丈が30〜50cmほどになる直立性です。黄色の‘マクランサ'や白花の‘アルバ'などの品種があります。

‘エスタ アン’
‘Esta Ann’

ポテンティラ属の種間交配種で、黄色の花に赤いブロッチが入ります。

【育て方と栽培のポイント】

タネまき

タネから育てることもできます。秋まきは9月下旬から10月、春は3月下旬から4月にまきます。タネが細かいので厚まきにならないようまき、薄く覆土します。

タネから育てる場合は、発芽後、苗が込み合ってきたら3cm間隔に間引きし、本葉3〜4枚になったらポットに植え替えて苗を育てます。

ポテンティラの花

植え付け

タネから育てている場合は、ポットの底に根が回ったら花壇やプランターに定植します。

耐暑性の強い種類を花壇に植える場合は、腐葉土(バーク堆肥)を1u当たり10Lと化成肥料を1u当たり50gほど撒いて、庭土を深さ20〜30cmほど耕してから植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(バーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

日当たりを好みますが、半日陰でも問題はありません。高温多湿を嫌う種類は、夏場は風通しのよい半日陰の場所で育てます。花壇に植える場合も、そうした場所が適しています。

植え替え

根がよく張りますので、鉢やプランターに植えている場合は、毎年植え替えます。時期は、3〜4月又は10〜11月に行います。

日常の管理

やや乾燥気味の環境を好みますので、鉢植えの場合は、鉢土が乾いたらたっぷりと与えます。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。

鉢やプランターに植えている場合は、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら暖かい日の午前中に軽く水やりをします。

ふやし方

植え替えの時に、株分けをして増やすことができます。

肥料

春と秋に固形肥料を与えます。

病気・害虫

特にはないようですが、アブラムシが付くことがあります。

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