プリムリナ

プリムリナの花
写真 プリムリナ ‘ダイアンマリー’
撮影時期 2015.7.25
栽培状況 鉢植え

科名

イワタバコ科

属名

プリムリナ属

学名

primulina

園芸分類

多年草

別名

キリタ

原産地

東南アジアほか

主な用途

鉢植え

花期

7〜10月

【プリムリナについて】

プリムリナは、中国や東南アジア原産のイワタバコ科の半耐寒性多年草で、以前はキリタ属とされていましたので、その名前で呼ばれることもあります。プリムリナの属名は、「サクラソウ属に似た」という意味ですが、むしろストレストカーパスに似ているように思われます。

この属のには、いろいろな種があるようですが、ほとんど紹介されてなく詳細が不明です。流通している品種には種間交配種がたくさんあります。ここに写真を掲載している 'ダイアンマリー' ( 'Diane Marie')は、ドリアス(P. dryas)と他種との交配種とされています。

【栽培メモ】

購入した株をフジの木の下に置いてあったものの、いつの間にかそこに置いたことをすっかり忘れていました。ふと思い出して探してみると、フジの木が茂ってほとんど日が当たらなくなっていましたが、株も大きくなりつぼみが大きくなっていました。

その後、花もたくさん咲いてきました。夏場は明るい日陰に移しましたが、特に問題はなかったものの、その後の管理に手が回らなくなって、消失したのが残念です。過湿になったのかもしれません。

【育て方は下へ ↓ 】

【プリムリナの概要】

草丈

20〜30cmほどです。

プリムリナにはたくさんの品種がありますが、ブルー系の品種のほか黄色の品種もあります。

プリムリナの花

‘ダイアンマリー’(2015.7.25)

耐寒性・耐暑性

耐寒性 やや弱い
耐暑性 比較的強い

耐寒性は、概ね0度〜2度とされていますが、品種により差があります。また、耐暑性は比較的ありそうですが品種により差異があるものと思われます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ 1年だけ育てる場合:やさしい

※ 翌年も育てようとする場合:(耐寒性が弱いので)やや難しい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

primulina・・・・・「プリムラ属のような」

【主な種類と品種】

大きくは春咲く種と夏秋咲き種に分かれるようです。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 夏場は、明るい日陰に置きます。冬は室内に取り込んだほうが安全です。

植え付け

植えつけは、春の3〜4月と秋の10〜11月が適期です。夏の強い日差しを嫌いますので、鉢での栽培になります。

鉢植えの用土

水はけのよいものを使います。赤玉土、腐葉土、砂を6:3:1程度の割合にしたものが適しています。

プリムリナの花

‘アイコ’(2023.7.18)

置き場所

強い直射日光は葉焼けを起こしますので、5月〜10月は夏場を除き半日陰に置きます。

植え替え

植え替えも、植え付けと同じ時期に、株分けを兼て行います。

日常の管理

過湿にならないようにしますが、水切れにも注意します。

夏の管理

直射光を嫌いますので。夏場は、明るい日陰に置きます。

冬の管理

耐寒性はそれほど強くないので、冬は室内に取りこみます。

なお、春咲きの品種は、0〜5度の低温にあわないと花芽ができないようです。

ふやし方

植え替えのときに、株分けをして増やすことができます。

肥料

植えつけ時に緩効性の肥料を与えます。5〜6月と9〜10月に液肥を2週間に1回程度与えます。

病気・害虫

特にはないようです。

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