フリチラリア・インペリアリス Fritillaria imperialis |
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【フリチラリア・インペリアリスについて】 |
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フリチラリア・インペリアリスは、トルコ、イランなどが原産のユリ科バイモ属の秋植え球根です。フリチラリアの中でも、豪華な鐘型の花を下向けに咲かせるところに特徴があります。 クロユリやバイモユリもフリチラリアの仲間ですが、中でもフリチラリア・インペリアリスは、見応えのある花が咲くので人気があります。 ただし、栽培したところでは、なかなか、思うように咲いてくれませんので、暖地での栽培にはあまり向いていないように思われます。もっとも、最近、比較的育てやすい中型の品種が出てきています。 なお、球根に強い匂いがあり、モグラを寄せ付けないので、モグラに困っている人にはお勧めかもしれません。 |
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【花の特徴と性質】 |
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![]() 草丈 60p〜1mほどになります。 花 長く伸びた花茎の先に4〜5pほどの花が6〜10輪ほど下向きに咲きます。 耐寒性・耐暑性 寒さには強いですが、高温多湿は苦手です。 学名の説明 Fritillaria・・・・・ fritillus(サイコロを入れる筒)に由来します。 imperialis・・・・・「皇帝の」 |
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【主な種類と品種】 |
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これまでよりも日本の気候に適していて、丈夫で育てやすいとされる中型のシンフォニーシリーズが最近販売されるようになりました。‘ビバルディ’、‘サティー’、‘ショパン’という作曲家の名前の付いた品種が出ています。 |
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【育て方と栽培のポイント】 |
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植え付け 花壇に植えても鉢植えでも楽しめますが、関東以西の暖地の場合は、鉢植えの方が管理しやすいと思われます。植えつけの適期は10月ごろが適期です。 花壇に植える場合は、苦土石灰を撒いて酸性を中和しておきます。植え付けの際は、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度のバーク堆肥(腐葉土)を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。 ![]() 鉢植えの用土 市販の培養土を使うなら草花用の培養土よりは、山野草用の培養土が適しています。また、自分で調整するなら、鹿沼土、軽石、腐葉土を5:3:2程度に混ぜた用土などを使います。 植え付けの深さ 植えつけの深さは、庭植えの場合は10cm、鉢植えの場合は3cmほどにします。 株間 庭植えは、25〜30cmほどにします。また、鉢植えは7号鉢に1球が目安です。 植え場所・置き場所 花壇に植えるときは、半日陰程度のところに植えつけます。 鉢植えの場合は、秋から春までは日当たりのよいところに置きますが、花後は日陰の涼しいところに置きます。 植え替え フリチラリア・インペリアリスは、高温多湿に弱いため植えっぱなしにしておくと球根が腐ってしまいますので、花壇に植えた場合は、毎年掘り上げて秋に植え替えまする 鉢植えも毎年植え替えた方が結果がよいようです。 日常の管理 球根の中に水が入ると腐りやすくなりますので、水やりの際注意します。 開花後は、茎を残して、花首の部分から取り除きます。 休眠期の管理 葉が黄ばみはじめたら早めに掘り上げます。遅くなると球根が腐ってしまう危険性が高くなります。掘り上げたら水洗いして、乾いたピートモスあるいはバーミキュライトに埋めて、雨の当たらない涼しい日陰で秋まで保存します。 鉢植えにした場合は、掘り上げてもかまいませんし、鉢に植えたまま雨の当たらない日陰の涼しい場所で保管してもかまいません。 肥料 元肥として緩効性肥料を混ぜ込みます。また、発芽後は月に1〜2回規定の濃度の液肥を与えます。 病気・害虫 アブラムシがつくことがありますが、その他は特にはないようです。 |
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