プリムラ・ジュリアン

プリムラ・ジュリアンの花
写真 プリムラ・ジュリアン
撮影時期 2006.11.25
栽培状況 鉢植え

科名・属名

サクラソウ科
サクラソウ属

園芸分類

半耐寒性多年草

別名

ジュリアン

原産地

(園芸交雑種)

用途

鉢植え

花期

12〜4月

【プリムラ・ジュリアンについて】

プリムラ・ジュリアンは、コーカサス原産のプリムラ・ジュリエ(P. juliae)とポリアンサとの交配種です。交配親のジュリエの形質を引き継いで、ポリアンサよりも小ぶりです。

性質は、ポリアンサと同様に丈夫で、冬の鉢物としてよく栽培されています。園芸店やホームセンターなどでは、むしろポリアンサよりも多く並んでいることがあります。

【栽培メモ】

ポリアンサと同じようにして育てていますが、長い間咲いてくれます。

【プリムラ・ジュリアンの概要】

プリムラ・ジュリアンの花

草丈

ポリアンサとよく似ていますが、ポリアンサより小ぶりですので、鉢やプランターにまとめて植えるのに最適です。

花径は3〜4p程度で、いずれの花も、非常に明るい色彩をしています。また、花色は、まことに多彩で、黒以外はほとんどあるといわれるほど豊富です。

また、八重咲きの品種もよく見かけます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 弱い

耐寒性は比較的ありますが、夏の暑さに弱く温暖地では夏を越すのが困難です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ タネから育てる場合:(温暖地では)かなり難しい

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Primula x juliana

学名の説明

Primula・・・・・ primus(最初の)の縮小形

juliae・・・・・ コーカサス山脈で本種を発見した Julia Mlokossjewicz に因みます。

【主な種類と品種】

いろいろな系統のものがありますが、園芸店では花色別に売られています。最近では、豪華な八重咲きの品種も出てきて、一層にぎやかになってきました。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培は、プリムラ・ポリアンサと同様です。

栽培のポイント

※ 花を長く楽しむため、咲き終わった花をこまめに取り除いてやります。

※ 枯れて茶色くなった葉を早めに取り除いて、株をきれいに保ちます。

植え付け

11月頃から園芸店やホームセンターに開花株が出回りますので、これを買って植え付けます。通常、ポリポットに植えられていますので早めに、大きめの鉢やプランターなどに植え替えます。

庭植えの場合はどうしても花が傷みやすいので、美しい花を楽しむなら、やはり鉢植えが適しています。

プリムラ・ジュリアンの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものを使います。

丈夫ですし、温暖地では、初夏が近づく頃には花も終わりますので、水はけのよい用土なら、それほど神経質になる必要はありません。

置き場所

日当たりを好みますので、日の当たらない場所に置くとよい花は望めません。

株間

10〜15p程度にします。

日常の管理

花を長く楽しむため、咲き終わった花をこまめに取り除いてやります。

また、育てていると下葉が枯れて茶色くなってきますので、こうした葉は早めに取り除いて株をきれいに保ちます。

冬の管理

耐寒性が比較的強いですが、霜に当てないようにします。特に、寒い時期に園芸店やホームセンターで購入した株は寒さに慣れていませんので、霜の当たらない玄関先や室内に置きます。

プリムラ・ジュリアンの花

水やりは少なくしますが、乾燥させすぎないよう鉢土が乾いたら十分に水やりをします。

肥料

植えつけ時に緩効性の化成肥料を鉢土に混ぜて植えつけます。

花期が長いので、後は、週に1回ほど液肥を与えるか、緩効性の固形肥料を1ヶ月に1回ほど置肥します。

病気・害虫

特にありません。

ページのトップに戻ります。このページのトップに戻ります。一覧へ戻ります。一覧に戻ります。