植え付け
10月〜11月上旬が植え付けの適期です。庭植えもできますし、小型の球根ですので鉢やプランターで育てるのにも向いています。
花壇に植えるときは、植えつけの前に苦土石灰を撒いて庭土に混ぜておきます。植え込む際は、深さ20〜30cmほど庭土を掘り返し、掘り上げた土の3割程度の堆肥と緩効性の化成肥料を入れて、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。
鉢植えの用土
鉢やプランターに植える場合は、市販の球根用培養土でよく育ちます。
植え付けの深さ
花壇に植える場合は5〜10cmに、鉢植えの場合は3〜5cmほどの深さにします。
鉢植えの場合は、6号鉢に10球が目安です。
植え場所・置き場所
日当たりと水はけのよい場所で育てます。庭植えの場合は、夏は日陰になるような落葉樹の下が最適です。
一定期間低温に当たらないと開花しませんので、鉢植えでも戸外の寒い場所に置く必要があります。
株間
通常5pほどにしますが、小型の球根ですので、何球か固めて植え込むと見栄えがします。
植え替え
鉢植えは、毎年植え替えをします。
適地では、こぼれ種でよく増えますが、芽を出したものをそのままにしておくと全部は成長しないので、確実に増やしたいときは、いくつかに分けて鉢や庭に植えてやります。
日常の管理
多湿を嫌いますが、水切れするとせっかくの花が咲かなくなりますので、冬も水やりを忘れないようにします。
冬の管理
耐寒性が強いので、霜除けは必要なく、鉢植えも戸外で大丈夫です。
休眠期の管理
庭植えの場合、毎年掘り上げる必要はなく、数年間は植えっぱなしでかまいません。ただし、暖地では、夏場、日陰になるような涼しい環境でないと、夏の高温多湿で球根が腐りやすいので、掘り上げた方が安心です。葉が枯れ始めたら掘り上げて、涼しいところで保管します。
鉢植えは、鉢ごと乾燥させて、秋の植え替えまで涼しいところで保管します。
肥料
植え付け時に緩効性の化成肥料を施し、鉢植えは、ときどき液肥を与えます。
病気・害虫
特にないようです。
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