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ブルビネラ |
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科名・属名 |
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ツルボラン科 |
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園芸分類 |
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秋植え球根 |
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別名 |
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バルビネラ |
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原産地 |
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南アフリカ |
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用途 |
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庭植え、鉢植え |
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花期 |
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3〜4月 |
【ブルビネラについて】
ブルビネラは、南アフリカ原産のツルボラン科の秋植え球根ですが、多年草に近い感じです。球根のような多年草とされる場合もあります。
秋に植え付けると、まもなく葉が出てきて、冬の間つややかな葉が冬枯れの庭に冴えます。花も3月になると、写真のような長い花茎が伸びて、小さな花がびっしりと咲きますので美しいものです。早春の切り花としても人気があります。
【栽培メモ】
鉢植えにして、夏場は休眠しますので水やりを止めて用土を乾燥させておくようにすれば、栽培はそれほど難しくはありません。鉢土がカラカラになっていても10月には芽が出てきました。
庭に植えても、栽培は容易ですが、以前に、植えっぱなしにしていたため夏に枯れてしまったことがあります。高温多湿が苦手のようですので、休眠期に入ったら掘り上げるようにしています。
【ブルビネラの概要】
草丈
50〜80pになります。植えつけると2週間ほどで葉が広がります。
花
一輪一輪はとても小さいですが、写真のように穂状に咲きます。
花色は、オレンジ、黄、白などがありますが、白花種はやや栽培が難しいように思われます。
耐寒性・耐暑性
| 耐寒性 | 比較的強い |
| 耐暑性 | (夏は休眠します) |
高温多湿が苦手です。耐寒性は比較的強強く、軽い霜程度なら大丈夫です。ただし、強い霜に当たると傷むことがあります。
(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)
栽培難易度
比較的やさしい
(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)
学名
Bulbinella floribunda
学名の説明
Bulbinella・・・・・「小さい鱗茎」という意味です。
floribunda・・・・・「花の多い」
【主な種類と品種】
各色のセットでカタログに出ています。
【 育て方 】 −私はこう育てる−
栽培のポイント
※ 庭に植えっぱなしにすると、夏の高温時に腐りやすいので注意します。
※ 鉢やプランターで育てる場合も、夏場の休眠期は一切水やりはしません。
植え付け
比較的耐寒性が強いので、温暖地では庭植えができます。植え付けの時期は10月ですが、11月上旬であれば差し支えありません。
庭に植える場合は、腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。
寒さの厳しいところは、鉢植えで育てます。
鉢植えの用土
市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。
植え場所・置き場所
庭に植える場合は、日当たりのよいところに植えつけます。
鉢植えも、葉が伸び始めたら日当たりのよいところに置いて育てます。
株間
庭に植える場合は、30cmほどにします。鉢植えで購入した株は5〜6号鉢に1球植えますが、だんだんと株が大きくなってきますので、それに併せて大きな鉢に植えつけるか、株分けをします。
植え替え
鉢植えは、鉢が小さいときは毎年、8号以上の大きい鉢に植えているときは2年に1回を目安に、10月に植え替えます。鉢から抜いて、古い土を落として、一回り大きい鉢に植え替えます。株が十分に大きくなったときは、株分けをして植え替えます。
庭に植えている場合、温暖地では、毎年掘り上げて植え替えます。庭に植えっぱなしにすると、夏の高温時に腐りやすいので注意します。
日常の管理
花が終わったら、花茎を根元から切り取ります。
休眠期の管理
ブルビネラは夏に休眠し、地上部が枯れます。庭植えの場合は、6月に葉が枯れはじめたら掘り上げて、バーミキュライトなどに埋めて秋の植え付け時まで涼しいところで保管します。
鉢植えの場合は、葉が枯れ始めたらそのまま乾燥させて、秋の植替え時まで雨のかからない涼しいところで保管します。
冬の管理
比較的耐寒性がありますので、庭に植えた場合でも、温暖地では冬の寒さで傷むことはほとんどありません。特に寒さが厳しく、強い霜が降りそうな日は不織布をベタ掛けしておくと安心です。
鉢やプランターに植えている場合は、軒下の霜の当たらないところに移します。寒さの厳しい地域では、室内に取り込むようにします。
ふやし方
秋の植え替え時に、株分けをして増やすことができます。
株が大きくなると根がよく張って、手で分けるのは難しいので、鋸などを使って切り分けます。
肥料
庭に植える場合は、植え込み時に緩効性の化成肥料を入れて庭土とよく混ぜておきます。追肥はほとんど必要ありません。
鉢やプランターに植える場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を元肥として与え、後は、暖かくなったら2週間に1回程度液肥を与えます。市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、元肥は不要です。
病気・害虫
花にアブラムシがつきやすいので、見つけ次第、殺虫剤を散布しておきます。