ヒイラギ

ヒイラギの花
写真 ヒイラギ
撮影時期 2004.11.22
撮影場所 高知市にて

科名

モクセイ科

属名

モクセイ属

学名

Osmanthus heterophyllus

園芸分類

常緑中高木

別名

(特にありません)

原産地

南日本、台湾

主な用途

庭植え

花期

11〜12月

【ヒイラギについて】

ヒイラギは、福島県以西に自生しているモクセイ科モクセイ属の常緑中木です。柊と書くようにキンモクセイの花が終わった11月になって白い花が咲きだします。とてもよい香りをもっています。

葉には鋸歯の先端が変形した棘があり、触ると痛いので侵入防止を目的とした生垣に使われますが、老木になると棘がなくなるようです。また、その名前も、葉の棘が刺さると、とても痛いことから、ヒリヒリ痛むという意味の古語である「ひいらぐ」に由来すると言われています。

なお、ヒイラギとギンモクセイとの雑種にヒイラギモクセイ(Osmanthus X fotunei)がありますが、白花でよい香りを持っています。

【育て方は下へ ↓ 】

【ヒイラギの概要】

樹高

4〜6mほどになります。

白い小さな花で、とてもよい香りがします。

ヒイラギの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 強い
耐暑性 強い

耐寒性、耐暑性がありますが、自生地は福島県以西と言われています。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Osmanthus・・・・・・ギリシャ語の osme(香気)+ anthos(花)が語源です。

heterophyllus・・・・・「異形葉の」

【主な種類と品種】

斑入り葉のフイリヒイラギがあります。また、矮性種もあります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 全体的な刈り込みは、花が終わった12月から新しい枝が伸びる前の3月の間に行います。

植え付け

植えつけは、春は4月、秋は9〜10月ごろが適しています。土質は、腐食質に富んだ肥沃地が適しています。

植え付ける際は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に三分の一程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

ヒイラギの花

植え場所

日当たりのよいところを好みますが、半日陰でも問題ありません。

冬の北風が当たるところ、また、乾燥しすぎるようなところは避けるようにします。

剪定

花芽は新梢の葉腋(葉のわき)につきますので、今年伸びた枝が固まった6月下旬〜7月に、長く伸びすぎた枝を軽く剪定します。

全体的な刈り込みは、花が終わった12月から新しい枝が伸びる前の3月の間に行います。ヒイラギは萌芽力が強いので、強く刈り込んでも大丈夫です。

肥料

多肥は避け、冬にチッソ分の少ない肥料を寒肥として与えます。

病気・害虫

カイガラムシが付くことがあります。

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