ヒメザクロ

ヒメザクロの花
写真 ヒメザクロ
撮影時期 2010.9.12
栽培状況 庭植え

科名・属名

ザクロ科
ザクロ属

園芸分類

落葉低木

別名

チョウセンザクロ

原産地

イラン〜アフガニスタン

用途

鉢植え、庭植え

花期

6〜9月

【ヒメザクロについて】

ヒメザクロは、ザクロ科ザクロ属の落葉低木です。チョウセンザクロという別名がありますが、中国で育成され、江戸時代に日本に伝わったとされています。朝鮮を経由して入ってきたため、チョウセンザクロという別名が付いたものと思われます。

ところで、ザクロは果樹としておなじみですが、花が美しいことから花木としても栽培される品種もあります。花を観賞する品種は花ザクロとも呼ばれます。

その中でも、ヒメザクロは鉢で栽培できるほどの矮性品種で、庭植えにしても場所をとりませんので、よく植えられています。

【栽培メモ】

庭の隅に植えていますが、丈夫で育てやすいですしスペースもさほど必要としませんので扱いやすいと言えます。

【ヒメザクロの概要】

ヒメザクロの花

樹高

ヒメザクロは矮性で、庭に植えても1m程度に収まります。

一重咲きと八重咲きがありますが、八重咲きの品種が多いようです。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 強い

比較的耐寒性があるものの、寒冷地での栽培にはあまり向いていません。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Punica granatum var.nana

学名の説明

Punica・・・・・ punicus(カルタゴの)が語源です。

granatum・・・・・「種の多い」

nana・・・・・「小さい」、「低い」

【主な種類と品種】

朱赤の八重咲きの花が咲く品種が一般的ですが、黄色の花の咲く品種もあります。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 強い剪定は控えるようにします。

植え付け

庭植えでも育てられますが、鉢植えにも向いています。植えつけの時期は、3月下旬〜4月上旬が適期です。

庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に三分の一程度の腐葉土(又はバーク堆肥)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

ヒメザクロの花

鉢植えの用土

赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。

植え替え

鉢植えの場合は、2年に1回程度の頻度で3月下旬ごろに植え替えをします。

鉢から抜いて、表土と根鉢の古い土を適宜に落として、一回り大きい鉢に植え替えます。同じ大きさの鉢を使うときは、もう少し多く古い土を落として植え替えます。

日常の管理

やや乾燥気味を好みますので、鉢植えの場合は、過湿にならないようにします。

剪定

強い剪定は控えるようにします。時期は、芽を吹く前の2〜3月に行います。秋以降の剪定は、花芽を切ることになりますし、枝が枯れこみやすいので避けるようにします。

肥料

庭植えの場合は、芽の出る時期と秋に化成肥料を株元に撒いておきます。

鉢植えは、植え付け、植え替え時に緩効性の化成肥料を与え、生育中は、緩効性の固形肥料を定期的に置肥をしす。

病気・害虫

カイガラムシがつくことがあります。

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