ヒマワリ

ヒマワリの花
写真 ' レモンオーラ '
撮影時期 2014.7.5
栽培状況 花壇に直まき

科名・属名

キク科
ヒマワリ属
(ヘリアンサス属)

園芸分類

春まき一年草

別名

サンフラワー

原産地

アメリカ中西部

用途

庭植え

花期

6〜7月、10〜11月

【ヒマワリについて】

ヒマワリは、アメリカ中西部原産のキク科ヒマワリ属の春まき一年草です。高性種から矮性種までいろいろな大きさの品種があり、また、無分枝系と分枝系に分かれていて、いろいろな楽しみ方ができます。花も、一重咲きから八重咲きまであり、花色も定番の黄色のほか、白花や赤色に加えより多彩な色合いの品種も販売されています。

ヒマワリと言えば、夏の花の代表のように思います。ただし、タネを播く時期にもよりますが、早くタネを播くと案外早くから咲き始め、夏の盛りには花が終わってしまうことになります。

また、最近は、私の住んでいる町の周辺では、稲の収穫をした後の田に植えたヒマワリが、一面に咲いているのをよく見かけるようになりました。

【栽培メモ】

株が大きいので、狭い庭では持て余してしまいますが、矮性の品種もありますので、個人的には、分枝系で草丈もそれほど高くならない品種をよく栽培しています。

ポットに播いて育てても問題はありませんが、直播したほうが手間がかからないので最近はそうしています。

【ヒマワリの概要】

ヒマワリの花

草丈

1.5〜2mが一般的と思いますが、高性種は3mにもなると言われています。

1mほどの品種もあり、30〜40pほどの矮性種も出回るようになりました。

【主な種類と品種】を参照してください。

耐寒性・耐暑性

耐寒性 弱い
耐暑性 強い

耐暑性は言うまでもなく、また、たいへん丈夫で全国で栽培できます。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら)

栽培難易度

※ タネから育てる場合:やさしい

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名

Helianthus annuus

学名の説明

Helianthus・・・・・ギリシャ語の helios(太陽)+ anthos(花)が語源です。

annuus・・・・・「一年生の」

【主な種類と品種】

たくさんの品種が出ていますが、ほんの一部を紹介します。

'サマーサンリッチ'

淡黄色で、花粉がでない無分枝タイプです。播種から45日で開花する極早生品種です。

'ビッグスマイル'

花径15〜17pで草丈30〜40pの極矮性種です。

'ピーチパッション'

タネまき後70日で開花する早咲きで、アプリコットオレンジの美しい花が咲きます。分枝系で草丈は120cmほどです。(下から2枚目)

'モネのヒマワリ'

分枝系で草丈150p、レモンイエローの八重咲きです。

'スターバーストパナッシュ'

草丈150cmほどの分枝系の品種です。(最下段)

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 直まきが手間がかかりません。

※ 分枝性タイプの品種は、摘芯をすると草丈を低く抑えられます。

タネまき

移植を好みませんので、箱まきは避けるようにします。タネが大きいので4月中旬〜5月上旬に直まきをした方が手間がかかりませんが、ポリポットに播いてもかまいません。

ヒマワリの花

直まきの場合は、前もって腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり5〜6Lほど入れて庭土とよく混ぜておきます。

一箇所に2〜3粒ほど撒き、その後は、水やりを十分にして庭土が乾燥しないように注意します。本葉が3〜4枚になるころに、最も生育のよい苗を残して、他の苗は間引きします。

ポットに播く場合も、2粒ずつ播きます。いずれも、覆土は1cmほどします。

温暖地の場合、遅くまくと病害虫の発生が多くなりますし、台風で倒伏する恐れもありますので、遅くならないよう適期に播いた方がよい花が見られます。

植え付け

ポットに播いた場合は、発芽後1本に間引きし、本葉が5〜6枚のころまでに定植します。

ヒマワリは成長が早いので、定植時期が遅れないようにします。

植えつける際、バーク堆肥(腐葉土)を1u当たり5〜6Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植え付けます。

株間

大輪高性種は40〜50pほどに、また中性種は30pほどの間隔とします。

植え場所

腐植質に富んだところが適しますが、あまり乾燥しないところで日当がよければ十分に育ちます。

日常の管理

分枝性タイプの品種は、摘芯をすると草丈を低く抑えられます。また、花茎が比較的揃って伸びるので、花の咲きはじめからたくさん咲いて、にぎやかになります。

ヒマワリの花

摘芯をしない場合、最初に咲く花が終わったら早めに切り取っておきます。

茶色に枯れてきた葉は、早めに取り除きいておきます。

高性種は、背丈が高くなると強風が吹いたりして倒れやすくなりますので、必要なら支柱をしてやります。

肥料

肥料分が多すぎると、徒長して倒れやすくなるため、元肥は控えめにします。

生育状況を見て、必要なら化成肥料を株元に施します。

病気・害虫

ネキリムシの被害を受けることがあります。また、ヨトウムシに葉を食べられることがあります。

その他、長雨のときにベト病が発生することがあります。

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