バーベナ・リギダ

バーベナ・リギダの花
写真 バーベナ・リギダ 'ベノサ'
撮影時期 2008.5.11
栽培状況 庭植え

科名

クマツヅラ科

属名

クマツヅラ属

学名

Verbena rigida

園芸分類

宿根草

別名

宿根バーベナ

原産地

南米

主な用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜6月

【バーベナ・リギダについて】

バーベナ・リギダは、ブラジルやアルゼンチンに分布する原種系のバーベナです。宿根性で、一年草タイプのバーベナほどの派手さはありませんが、花期が長く、丈夫で育てやすいと言えます。

宿根性のバーベナの中では、三尺バーベナがよく栽培されていますが、このバーベナ・リギダも丈夫で、耐暑性も強いのでよく栽培されています。苗だけでなく、タネも販売されていますので、タネから育てることもできます。

ところで、宿根バーベナという呼び方は、どの種類を指すのか明確ではないようですが、本種やバーベナ・テネラのほか、原種系の種類の中に宿根バーベナとして流通しているものがあります。

【栽培メモ】

タネを播いて庭植えにしてみましたが、ウドンコ病も発生せずスムーズに育ってくれました。

【育て方は下へ ↓ 】

【バーベナ・リギダの概要】

草丈

40cmほどです。

紫や淡いピンクの花が集まって咲きます。

バーベナ・リギダの花

耐寒性・耐暑性

耐寒性 比較的強い
耐暑性 比較的強い

比較的耐寒性、耐暑性があり丈夫です。

(強い、比較的強い、やや弱い、弱い、の4区分。判断基準は、こちら

栽培難易度

※ タネから育てる場合:やさしい

※ 苗から育てる場合:やさしい

(やさしい、比較的やさしい、やや難しい、かなり難しい、の4区分)

学名の説明

Verbena・・・・・植物の古いラテン名に由来するとされています。

rigida・・・・・「硬直な」、「強直な」

【主な種類と品種】

ベノサ

バーベナ・リギダの中ではよく栽培されている品種です。草丈40pほどで、紫色の花が咲きます。(写真:上の2枚)

ポラリス

草丈が40cmほどで淡いピンクの花が咲きます。(写真:下)

タッチオブスタイル

草丈が40cmほどで、紫の花が咲きます。タネが販売されていました。

【 育て方 】 −私はこう育てる−

栽培のポイント

※ 花が終わったら切り戻しをしておきます。

タネまき

タネから育てる場合、3月下旬〜4月に播きます。温暖地では秋播きもできます。箱播きにして、ごく薄く覆土をします。

発芽まで数週間かかることもありますので、乾かさないように注意し、発芽後、本葉が3〜4枚になったらポリポットに植え替えて苗を育てます。

植え付け

タネを播いて苗を育てた場合は、本葉が5〜6枚になり、ポットに根が回ったら庭やプランターなどに定植します。

庭に植える場合は、腐葉土(又はバーク堆肥)を1u当たり10Lと化成肥料を50gほど撒いて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

春に、園芸店やホームセンターなどにポット苗が出ていますので、これを買って植え付ければ簡単です。種苗会社のカタログにも出ていることがあります。

バーベナ・リギダの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土と腐葉土(又はバーク堆肥)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

20〜25pほどとします。

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きますが、夏場は半日陰に置いて鉢が乾きすぎるのを防ぎます。

植え替え

庭に植えた場合は3〜4年ほどは植えっぱなしにできます、株が混みあってきたら、株分けを兼ねて植え替えます。

鉢やプランターに植えた場合は、2年に1回を目安に植え替えをします。

日常の管理

花が終わったら切り戻しをしておきます。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。鉢やプランターに植えている場合は、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら午前中に水やりをします。

ふやし方

植え替えの時に、株分けをして増やすことができます。

肥料

庭に植えた場合は、植えつけ時に肥料を与えますが、後は、それほど肥料を与えなくてもよく育ちます。

鉢やプランターに植えた場合は、夏場を除き月に2回程度液肥を与えるか2ヶ月に1回程度緩効性の固形肥料を置肥します。

病気・害虫

バーベナの大敵であるウドンコ病に強く丈夫です。

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