ハゲイトウ Amaranthus tricolor

ハゲイトウ
写真 ハゲイトウ
撮影時期 2007.7.7
栽培状況 春播き後、庭植え
科名・属名

ヒユ科
ヒユ属

園芸分類

春播き一年草

別名

雁来紅
かまつか

原産地

熱帯アジア

用途

庭植え、鉢植え

花期

6〜10月(鑑賞時期)

【ハゲイトウについて】

ハゲイトウは、ヒユ科の春播き一年草で、古く平安時代に中国から渡来したと言われています。別名を「かまつか」と言いますが、枕草子にも「わざととりたてて、人めかすべくもあらぬさまなれど、かまつかの花、ろうたげなり」と書かれています。

ケイトウという名前が付いていますが、ケイトウとは別属で、ヒモゲイトウが同属になります。

株が大きくなってくると、1週間も経つと驚くほどに葉色が変化しますので楽しい限りです。

栽培したところでは、成育がよく、育苗、栽培とも極めて簡単で、花の少ない真夏に美しい彩りを楽しむことができます。

暖地に限ったことかもしれませんが、タネ播きが遅くなると、美しい色合いになってきた葉をヨトウムシに食べられたり、台風の強風で葉が傷んだりしますので、適期に播いて、少し早めに定植する方がよい結果が得られると思いました。

【花の特徴と性質】

ハゲイトウ

草丈

60〜150pほどです。

もちろん花ではなく葉を鑑賞します。葉色は赤、黄のほか美しい複合色があります。

耐寒性・耐暑性

耐暑性は強いですが、耐寒性はありません。

学名の説明

Amaranthus・・・・・ギリシャ語の a(否)+ maraino(しぼむ、しおれる)+ anthos(花)が語源で、「花がしぼまない」という意味です。

tricolor・・・・・「三色の」

【主な種類と品種】

トリカラーパーフェクタ

赤と黄の鮮やかな複合色です。

イルミネーション

濃炎色に変化する様がイルミネーションのようです。

アーリースプレンダー 

明るい紅色になり大変に鮮やかな品種です。

このほか、葉色のミックスされたものも販売されています。

【育て方と栽培のポイント】

タネ播き

4月がタネ蒔きの適期です。直播きとしている解説書もありますが、ポットに直接播いても特に問題はありません。箱播きにしたこともありますが、早めに定植すれば、それほど問題はありませんでした。

覆土は、タネが隠れる程度にします。

箱播きにしたときは、本葉2〜3枚の頃にポットや小鉢に植え替えて育苗します。ポットに植え替える時期が遅くなると株が傷んでしまいますので、遅れないようにします。

ハゲイトウ

生育が旺盛なので、育苗はとても簡単ですが、育苗中も葉を食べられることがありますので、オルトラン粒剤を撒くなどして葉の食害を防ぐようにします。

植え付け

酸性土壌を嫌いますので、植えつけ前に、苦土石灰を100〜150gほど撒いて耕しておきます。

本葉5〜6枚で定植します。植え付けが遅くなると発色しはじめて株が大きくなりませんので、早めに定植します。

定植する際、バーク堆肥(腐葉土)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜて植えつけます。また、葉の食害を防ぐため、植え付け時にオルトラン粒剤を株元にまいておくと安心です。

株間

株が大きくなりますので25〜30pほどにします。詰めて植えると、株が小さくなり、発色も早くなります。

植え場所・置き場所

日当たりと水はけのよいところに植え付けます。プランターなどに植えた場合も、日当たりのよいところで育てます。

日常の管理

草丈が高くなってくると、強い風雨で株が傾いてしまうことがあります。その場合は、支柱をして姿勢を直すようにします。

ハゲイトウ

それ以外は、食害に注意する程度で、特にありません。

肥料

庭植えの場合は、やせ地でなければそれほど多肥にする必要はありません。窒素肥料が多過ぎると、成育は旺盛になりますが発色が遅れます。

逆に、肥料分が少ないと、発色は早くなり、株はあまり大きくなりません。

病気・害虫

暑くなるにつれてヨトウムシの食害を受けやすくなります。

ページのトップに戻ります。このページのトップに戻ります。一覧へ戻ります。一覧に戻ります。